
幻の名車・ポートカブ|ディープなカブの世界
ホンダが1962年に発売したポートカブは、C100の廉価モデルという位置づけながら、専用設計の数々を持つ個性派バイク。知られざるその魅力に迫ります
■ カブonly 19
1962 年 ポートカブC240
ホンダとしてはC100 の廉価モデルとして発売している本モデルだが、エンジンからフレームに至るまでほぼ全てが専用設計。本当にこれで価格を下げることができるのだろうか? と疑問になる1 台。

エンジン出力はC100 の4.5ps/9500rpm に対し、2.3ps/5700rpm と非常に低出力。C100 は3 速ミッションを有するが、本モデルは2 速。 C100 の17 インチに対し、本モデルは15 インチという小径を採用。その点ではリトルカブの祖先と言えなくもないかも? ウインカーも無ければテールランプも無しという時代背景を感じる仕様。テールランプの位置には反射板のみを配置。 ポートカブという名称の由来は「世界各国の港へ輸出されるよう」という思いから名付けられた。
1962 年 ポートカブC240

初期型はレッグシールド未装備だったが、すぐにレッグシールド装着モデルへと置き換わった。
1963 年 ポートカブC241

C240 では未装備だったウインカーを装着したモデル。そのためバッテリーを新たに追加し、サイドカバーが大型になっているのが外見上の差異。 だが依然としてテールランプは未採用。反射板のみ。