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【あなたはどれ?】タイプ別ツーリング計画指南

今回、本誌は様々なところへツーリングルートを案内すべく
ツーリングロケをいつも通り敢行してきた
そこでふと「みんなはどうやってツーリング計画を立ててるのか?」
ということでみなさんにお聞きしました、ご協力ありがとうございました!

まず、ツーリングの目的地になるのは、どんなところなのか?

やはり、本誌読者が求めるのは絶景道!

グラフは、重要と感じる順番(投票数)と、どれだけのひとがそれを重要と感じるのか、という得票率を示す。9割近い人が“走りたい道”を上げていて、意外にも食事に関しては半分以上の人が「どうでもいい」と思っている。道などはバイクの本来の醍醐味であるところは大きいが、名前がついてたり、SNSなどで見つけやすかったりするのも利点。まずは「絶景」で検索!

皆さんへの調査で分かった飽きにくいツーリングの計画

目的地を決めたらそれ以外でバリエーションを

結果は、目的地が決まったらそこまでの道を決めて、気になるスポットに行くという想定内の順序だった。そこで思ったのが、いつものゴール(景色)があるなら、そこへ行くまでのプロセスに変化を加えてみればいい。下道、高速、海沿いなどなど、そこに行くまでのルートを前回と違うものにするだけでOK。そのあとはご飯でバリエーションを増やせば、楽しみ方は無限大だ!

我らツーリングライダー求めるものは絶景道!

「ツーリングのネタがない」「どこに行っていいか分からない」という声をよく聞く。好きなバイクが手元にあって、国土の75%が山地である日本にはそこら中にライダーが好きな”くねくね”がある。走るところなんて、すぐそこにあるじゃないか――。

とはいえ、その気持ちはちょっと分かります。走ろうと思ったら「あそこはもう走ったしな〜」がチラついて、計画の進行が鈍化して、気が付いたら「アレ、今月乗ってないな」みたいな。

ということで「ライダーはどのように考えてツーリングを実行しているのか?」を探るべく、読者の皆さんにツーリングに関するあれこれをお伺いした次第である。ここでは「ツーリングの目的地にするものは?」「ツーリングの計画で決めていくことは?」の2点の質問に対する回答をもとに傾向やそれぞれで重要視することを紐解き、どのように計画を立てているのか? を考えていきたい。

まずは目的、いわゆるツーリングの「ゴール」を聞いてみた。目的地と言えば、心も身体もリフレッシュできる”温泉”や、たどりついた者だけが食べられる絶品”グルメ”などがあるが、ここではやはり、バイク旅の醍醐味を味わえる”道”や”絶景”に重きを置く傾向が強いようだ。

次にツーリングに行く際に「決めていくこと」だが、重要度は次の通り。ゴール→ルート→立ち寄りスポットという順番で続く。当たり前ではあるが、ゴールが決まれば、自ずと決まる。だからこそ、マンネリ化してしまうわけだが……。

でも、こう考えてみてほしい。いつもの”道(目的地)”があるのなら、次はそこに行くまでのルートを変えてみよう。いつも気になってた食事処に入ってみよう。そうすればいつもの場所も違って見えるかもしれない。

我々編集部は毎月誰かがどこかに行ってツーリングをしている。言ってしまえば(厳密には違うけど)毎月ツーリングの計画を立てて実行しているようなもの。ということで、それぞれのタイプごとのツーリングの計画スタイルをご紹介!

【バランス重視タイプ】「70点を確実に取りに行く!」編集部モリの場合

ゴールが決まったら、あとはネットで検索したりツーリングマップルを眺めたりして、とにかくまず「気になる」を集める。それでとにかくGoogleマップの「マイマップ」に登録しまくる。そうすると目的地を中心とした、スポット集が出来上がる。そのあとは通るであろうルートに照らし合わせつつ、絶対立ち寄りたい2〜3つを決める。これで事前準備は完了、あとは走るだけ。

ほかの調べたスポットは立ち寄りスポットが「定休日」とか「雨降った」とか「自分の気分」とかに対応するためにマイマップ上に情報として残しておく。ちなみにピンにはメモ機能があるので選定理由をサラッと書いておくと、興味を持った理由を現場で思い出しやすい。

【検索ツール】Google検索、ツーリングマップル

①ゴールとなるスポットを定めたらツーリングマップルの著者コメントを見る、スポット名でとにかく検索

②気になるスポットをすべてGoogleの「マイマップ」に保存

③その中でも特に行きたいところを3つくらい、色を付けておく(大枠のルートは完成)
※そのほかのスポットは行きたいところがいけなかった場合の保険としてそのまま保存

④Googleマップでナビ開始。あとはナビ案内を話半分で聞きつつ、現地で気になった方向へ走る

マイマップは蓄積されるので、同じ場所で別ルートを計画する時にも便利だ。思い出としての振り返りにもなる。マップルの著者コメントに注目してほしい。地図という性質上、文字数が限られているため情報が凝縮されている。この情報には体温があるので個人的には注目ポイント

【ロマン追及タイプ】「テーマに沿った体験とワインディング」編集部ナカジマの場合

基本的な調べ物はネットで済ますが、ナカジマの場合は小説やパンフレットなどでより深い情報収集をする。そこを舞台にした小説などを読み、誰かフィルダーを通してまずはその場所を眺める。詳しい情報というか、イマジナリーの奥行きを出して、現地に赴いた際のリアルとのギャップを楽しむというやり方。地元発行のパンフレットは、現地人が作っている可能性が高いという理由だ。

行きたいスポットは1〜2つくらいに留めておき、あとは人に聞いたり、道の駅に立ち寄ってパンフレットを眺めたりしている。一見すると無駄な行動かもしれないが、その時々を最大限に楽しんでおり、「旅」という言葉がよく似合う走り方だ。

【検索ツール】小説、図書館、現地パンフレット

①走る時に見る“時代”“景色”などを決める

②そのテーマに沿った場所を調べて、脳内でのそのエリアの解像度を上げる

③2カ所くらい、行く場所を決めておいてあとは適当

④実際に見て、想像とのズレを楽しむ。地元の味(名物ではなく)を食べる

小説を持っていって、その場で読むということもある。基本的に人に根差した、時間の流れがゆったりとしたツーリングになる。パンフレットを求めて主要な道の駅はマストで立ち寄っている

【理想ストレートタイプ】「行きたいところを120%楽しむ!」編集部ヤマキの場合

ヤマキの場合、場所探しはツーリングの計画に限らずに、日ごろから行っている。興味のあるエリアをInstagramで「#○○(地名など)」をフォローし、視覚的な情報を常に摂取している。そこで気になる写真を見つけたらすぐさまチェックしているそう。

そのあと、道などの情報はモトブロガーによる走行動画でチェック、食事処はグルメサイトやGoogleマップの口コミで詳しい情報を手に入れて、目的地の解像度をより高めてからツーリングに臨んでいる。

より深い情報を手に入れるために、それに特化したSNSを使い分けて下調べを行っている。曰く「Googleマップの口コミは信用できる」とのこと。

【検索ツール】YouTube、InstagramなどのSNS

①SNS等で見かけた景色・グルメなどで行き先を決める

②見る場所や食べるメニューなど詳細まで調べておく

③当日はそこへ最適な時間に到着できるように目指す!

④時間調整のためにどこかに立ち寄る、目的を達成した後に帰りつつ寄り道

検索ワードが広すぎる場合、「#○○ツーリング」とすると、バイク乗りのみの投稿になったりするので適宜活用しよう

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