
暑さはアイテムで解決できる!夏対策アイテム
真夏のライディングは、まさに灼熱地獄といっても過言ではない。信号待ちや渋滞では特にじりじりと焼かれるような暑さが襲ってくる。そんな過酷な環境に置かれる皆さん、毎年きちんと対策できているだろうか。対策が不十分だと集中力の低下や熱中症のリスクにもつながりかねない。でも安心してほしい。要点と装備さえ押さえれば夏はもっと快適になる
夏対策はカンペキ?実はまだ不充分かも!?
メッシュジャケット、パンツ、グローブといった〝メッシュギア〞は、いまや夏のバイク装備として当たり前。おそらくこの記事を読んでいるライダーのほとんどが、通気性や軽さを意識したウエア選びをしていることだろう。しかし、本当にそれだけで充分だろうか?
近年の猛暑は、かつての「夏対策」の常識を軽々と飛び越えてくる。走行風だけではカバーしきれない暑さにさらされる頭部や上半身は、特に熱がこもりやすく、ダメージを受けやすいポイントだ。気づかないうちに体力を奪われ、疲労や集中力の低下につながるケースも少なくない。そこで今回は「もうやってる」つもりのライダーにもぜひ見直してほしい夏の〝防暑装備〞を、直射日光にさらされやすい頭部と上半身にフォーカスして、編集部がいくつかピックアップ。
なにもしていない人はもちろん、「メッシュを着てるから大丈夫」と思っている人こそ必見。ちょっとした装備の追加で、夏はもっと疲れにくく、もっと遠くへ、もっと長く快適に走れる季節になるのだから。50ページからは、早速その効果を実感できる注目アイテムを紹介していこう。
Q.これまでに暑さで体調不良になったことはありますか?

ツーリング中に暑さによる体調不良になったことが「ある」と回答した人がほぼ半分という結果になった。近年の夏は異常な暑さが続いているので、改めて装備を見直したり、体調を整えるなどして、ほかの季節以上に万全の態勢で挑みたい
Q.夏用のライディングギア(ジャケット、パンツ、グローブなど)以外にどんな暑さ対策アイテムを使用していますか?

メッシュのライディングギアに加えて冷感アンダーウエアを併用している人がもっとも多く、次点でネッククーラーを使っている人が多い様子。一方で「まったく対策していない」という人が9人! 割合にするとほぼ10人に1人がなにもしていないか、メッシュギアだけで乗り切っているようだ……。ホントに乗り切れてる!?
夏対策は“アタマ”と“上半身”を押さえておくだけでも効果大!

真夏のツーリング、暑さは避けて通れない。全身が蒸れて、信号待ちで止まれば汗が吹き出す……。その中でも特に直射日光を受けるのが「頭」と「上半身」だ。直射日光を浴びてヘルメット内は蒸し風呂状態。体幹に熱がこもれば、体力も集中力も一気に奪われる。つまり、ここをどう守るかが“夏の快適さ”を大きく左右するといっても過言ではない。というわけで次のページから、夏ツーリングの強い味になるライディングギアを紹介していこう。