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お泊りツーリングの荷物パッキング完全マニュアル

ツーリング前夜、「あと必要な荷物は……」とか「アレはいるかなあ……」とか
あるいは「バッグに入れる順番は……」といろいろ頭を悩ませすぎて
なかなか荷物のパッキングが終わらないライダーは、きっと少なくないはず
でもツーリングの荷物パッキングは、最初に自分なりのルールを決めておきながら
使用する可能性と頻度とシーンを考えつつ準備すれば
悩まずサクッと終わらせられる!

極力シンプルで毎回同じ
自分ルールを考えよう

 ツーリングの荷物準備が難しいのは、バイクに積める荷物の量はクルマと比べて少なく、それでいて工具や予備グローブなど念のために持っていくと安心なアイテムが多く、

なおかつツーリング中に休憩場所などで荷物を取り出したいときにはなるべくスマートに……と考えるから。

お泊まりツーリングの場合、バイクに必要なモノと宿で使うモノが両方必要なので、「スペース」と「いつ使うか」と「必要になる確率」の問題が頭の中でぐちゃぐちゃになりやすい。

 そこで、まずはバイクと宿泊の部分を切り離しちゃう。そして、着替えやアメニティなどお泊まりで必要なアイテムを先に用意して、バッグの奥へ入れてしまう。

それから次に、ツーリング関連のアイテムを収納。バッグが小さくてすべての荷物が収まらない場合、二度手間だけど宿泊用アイテムの中で重要度が低いモノを諦める。

 これが万人に絶対ベストな方法というわけではないと思うけど、まずはとにかく〝自分ルール〞をつくり、毎回同じように準備することが大切。

これによりパッキングの時間は短くなるし、忘れ物もしづらくなるはずだ!

STEP1「いる? いらない?」を決める

 とても当たり前のことだけど、旅の荷物を準備するときは、まず「いるモノ」と「いらないモノ」を考えて、「いるモノ」だけを集める。

でも、じつはこれが意外と大変。旅慣れていないと、「あ~、もしかしたらコレも必要かも……」となりやすいが、バイクの場合は持ち運べる荷物の量にかなり限りがある。

自分のルールを決め、荷物を厳選したい。

[ 旅館1泊のツーリングなら…… ]

レインウエア
(全天候型ウエア着用で降水確率が低ければ省くのもアリ)

着替え
( 下着、Tシャツ、ライディング用のインナーなど)

タオルやウエス
(それぞれ1枚くらいはあると、なにかと便利)

・スマートフォンや電子デバイスの充電器

・アメニティ
(歯ブラシやヒゲ剃りは宿泊施設のモノを使うか持参かを検討)

・普段から服用している薬
(持病がある場合は忘れずに!)

・工具やケミカルやスペアパーツ
(走る距離と日数、場所により内容が異なる)

・スニーカーまたはサンダル
(宿到着後のちょっとした外出時にあると便利)

・部屋着
(浴衣やガウンでは落ち着かないという人も……)

・化粧品やドライヤー
(女性の場合、お気に入りを携行する人も多いはず)

・外出着
( 朝晩に宿周辺を散策するなら、ライディングウエアはちょっと……)

・モバイルバッテリー
( 車両から充電できるか、どんな電子デバイスを使うかによる)

・頭痛薬や胃腸薬、絆創膏や湿布
(用心のために持っていたい人も多いはず)

・チェアやテーブル、水筒やワンバーナーなど
( 旅先で使う+αの道具)

STEP2「いつ使うのか?」を考える

 持っていくモノが決まったら、次はこれをツーリングバッグなどに詰める。

このときのポイントは、出発してから宿泊施設に到着するまでに使う可能性があるモノはなるべく取り出しやすい場所に入れること。

バッグがひとつの場合、宿に着くまで間違いなく使わないモノは奥のほうにしまってしまおう。

到着後に使う順番まで考えはじめるとややこしくなるので、宿に到着したらほぼすべての荷物を取り出して使い、翌朝にまたパッキングするほうがスムーズ。

何泊かするなら、すでに着た洋服や下着をこのときに一番奥へ!

・ 着替え ・ アメニティ ・ 化粧品やドライヤー・ 部屋着 ・ 外出着 ・ スニーカーまたはサンダル

STEP3「使う確率や頻度」は?

 ステップ2でピックアップした「出発してから宿泊施設に到着するまでに使う可能性があるモノ」の中で、「絶対に使うモノ」と「使用する可能性がかなり低いモノ」を分類して、後者はやや奥へ。

絶対に使うモノや使う可能性がかなり高いモノは、取り出しやすい位置に収納する。例えば、初日の途中で立ち寄り湯をするなら、タオルは最優先で取り出しやすい場所に。

午後の降水確率が50 ~ 60%なら、レインウエアは出番がありそうだ。

逆に車載工具やパンク修理キットは、必要になるとしたら宿に到着するまでの間だが、ほとんど出番がないはずなので、比較的奥のほうで問題ない。

①その日のツーリング中に絶対(ほぼ確実に)使うモノ
②その日の移動中や休憩時に使う可能性が少しでもあるモノ
③宿泊施設到着後に使いたいモノや帰宅するまで使わないモノ

 例えば、円筒状の防水ダッフルバッグなどに底のほうから荷物を詰めていくとしたら、図のような3層になっているのが理想。

①や②は、荷物が多いときは使用する順番や頻度などでさらに層をつくってもいいが、③については細かいことを考えず、宿の部屋ですべての荷物を一度出してしまえばいい。

最近いらなくなったモノ?

 近年は、任意保険にも無料のロードサービスが付帯されていることが一般的。

林道走行組などを除けば、荷物になるのに使用頻度が低い車載工具やパンク修理キットを持ち運ぶより、ロードサービスの利用を前提に準備するほうが現実的だ。

また、最近のスマホ搭載カメラは画質も機能もかなりいい。写真を撮るのが趣味という人を除けば、旅のスナップ写真はスマホで十分だ。

全天候型ライディングウエアは、以前と比べてハイスペックな製品が増えた。降水確率が低めなら、レインウエアを持っていかない決断も……。 

BikeJIN2022年11月号(Vol.237)掲載

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