
バッテリー上がりの原因と対処法|旅先のトラブル解決マニュアル
せっかくのツーリングがバッテリートラブルで台無しになった経験はありませんか?突然エンジンがかからない……そんな最悪の事態を避けるために、バイク乗りなら知っておきたい“バッテリー上がり”の原因と対策、そしてその場でできる解決法をご紹介します
【解決策】モバイルバッテリーのバッテリーでエンジン始動
出先でのバイクトラブルで最も多いのがバッテリー上がり。不運にもバッテリーが寿命を迎えたタイミングに出くわすこともあるが、ガジェット利用により大量に電力を消費し十分に充電されていなかったり、イグニッションの切り忘れなどの人為ミスもその原因になる。近年のインジェクション車の場合、押しがけでのエンジン始動が不可能な車両も多い。バッテリー上がりは、ツーリングを途中で終わらせる大きな危険を孕むトラブルなのだ。バッテリーが上がった時の解決方法は、他から電気を供給すること。エンジン始動対応のモバイルバッテリーを携帯していれば安心。知識は必要だが、他のバイクから電力をもらうジャンプスタートも有効だ。
原因
・ イグニッションをPポジションで放置
・ 停車中もUSBポートから充電し続けた
・ 経年劣化( バッテリーの寿命は、使い方で大きく変わる)
モバイルバッテリー利用の4ステップ

①モバイルバッテリーにバイクのバッテリー接続用のクリップ付きケーブルを接続する

②(+)の表記があるか、赤色の(+)端子接続用のクリップをバイクのバッテリーの(+)端子を挟んで接続する

③(−)の表記があるか、黒色の(−)端子接続用のクリップをバイクのバッテリーの(−)端子を挟んで接続する

④セルボタンを押しエンジン始動接続と逆の手順でクリップを外し充電もしくは新品購入できる場所になるべくエンジンを止めずに走る
覚えておきたいこと
声に出していってみよう!バッテリージャンプの呪文
ブースターケーブルを使い、他のバイクや車から電気を供給して始動するジャンプスタートは、一般的なバッテリー上がりの対処法ではあるが、作業時には注意が必要。接続する順番を間違うと、ヒューズが飛んで始動不能になったり、バイクを制御するコンピュータを壊し莫大な修理費が発生したりする。最悪の場合、火花が飛び火災を起こす

[ ジャンプスタートの注意点 ]
・ ブースターケーブルは、使用する車両に合わせた電流量のものを選ぶ!
・ ブースターケーブルの繋ぎ方と取り外し方は、正しい順序を遵守!
・ ブースターケーブルのクリップは、バッテリー端子以外には絶対触れさせない!
正しく繋いだらこの手順
①先に救援車両のエンジンをかけ、回転が安定したらバッテリーが上がった車両のエンジンを始動させる
②バッテリーが上がった車両のエンジンが始動し、回転が安定したら救援車両のエンジンを切る
③繋いだ時と逆の順番でブースターケーブルを外す
④バッテリーが上がった車両は、なるべくエンジン切らないまま走行を続けてPITイン!