快適な次回ライドのために!ウエアのお手入れ習慣|ライダーエチケット・定期手入れ②

ウエアのにおいや劣化を防ぐには、ツーリング後のちょっとした手間が効果絶大。高機能な装備ほど、日常的なケアが寿命を延ばし、次のライドを快適にしてくれます

BikeJIN vol.270 8月号
文/編集部

“面倒”よりも“快適”を優先しよう

においや劣化を防ぐうえで、ウエアの定期的な手入れも欠かせない。ツーリング後に自宅に着いた際、「今日は汗をかいたな」と思ったら簡単なケアをすることが重要。汗を吸ったまま放置せず、風通しのいい場所にしっかり干して湿気を飛ばそう。泥や排気ガスなどで汚れが目立つ場合は、丸洗いするか専門のクリーニングに出すのも有効。高機能なウエアほど定期的な手入れが長持ちの秘訣にもなる。面倒でもこまめな習慣が快適さを守る。

【Point 1】まずは洗濯表示をチェック!

ライディングウエアは使用されている素材や機能性が特殊なため、洗濯表示を必ず確認しよう。自宅で洗えるタイプでも洗濯機不可や脱水禁止の表示があることも多く、誤った洗い方は防水性やプロテクター周辺の劣化につながる。洗濯前にはタブの確認を忘れずに

【Point 2】ダメージを与えないように基本手洗い

①ブラッシングでおおまかな汚れを落とす

ライディングウエアの表面についたホコリや泥などの汚れは、柔らかいブラシを使ってやさしく払うように落としていく

②洗剤を垂らした水

バケツや洗面器などにぬるま湯を張る。そこに衣類用の中性洗剤を少量加えてよく混ぜ、洗剤液を用意する

③濡らしたタオルで汚れを落とす

洗剤液に浸したタオルをよく絞り、染み込んだ汗や汚れた部分を優しく拭いてしっかり落としていく

【Point 3】通気の良い場所でしっかり乾燥

ライディングウエアは洗ったあとは、必ずハンガーにかけて通気性の良い場所でしっかり乾燥させること。湿気が残るとにおいやカビの原因になってしまう。生地の縫い目やプロテクター周辺まで完全に乾かして保管するのが快適さと長持ちの秘訣だ

【Point 4】丸洗いするときはプロテクターを外す

汚れがひどいウエアを丸洗いする際は、必ずプロテクターを取り外してから洗濯開始。装着したまま洗ってしまうと型崩れや破損の原因になるほか、汚れが落ちにくいこともある。洗濯後は乾燥させてからズレがないように装着し直すことが大切

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