関東・甲信越エリア絶景ツーリングプラン6選

全国各地で絶景が楽しめるニッポン。今回はその中から関東・甲信越エリアから6ルートを厳選!ここでは各エリアの快走ロードとオススメの立ち寄りスポットを掲載。これらの道とスポットをベースにして自分だけの絶景ルートを組み立てよう!

BikeJIN vol.269 7月号
文/田宮徹

①奥日光 [栃木県]

金精道路・いろは坂
ともに国道120号の一部区間で、金精道路は金精峠を越える最高標高1840mの山岳道路。峠の両側では道が大きく蛇行を繰り返し、深い森に道が弧を描く様子も美しい。いろは坂は、上りの第2と下りの第1から成る大定番紅葉ルート。

奥日光湯元温泉
湯ノ湖北岸に開けた静かな温泉街は、日光の奥座敷とも呼ばれ、約1200年前に日光開山の祖と伝えられる勝道上人が発見したとされる、成分が濃い白濁の硫黄泉が湧く

②西伊豆 [静岡県]

西伊豆スカイライン
達磨山(標高982m)と伽藍山(同867m)の山頂近くを通過しながら稜線を通り、両山の間は特に視界が開けた区間が多い爽快なワインディングロード。’04年の無料開放以降に人気が高まった。富士山を正面に望んだり、眼下に駿河湾を眺めたりできるポイントもある。

馬ロック
コバルトブルーの駿河湾やここに沈む夕日の景勝地としても知られる黄金崎。その先端にあるのが、馬の横顔に見える写真の崖。ちょうど展望台から眺めることができる

③箱根 [神奈川県・静岡県]

芦ノ湖スカイライン・箱根スカイライン
芦ノ湖西側の尾根を辿るワインディング。残念ながら、走行中に芦ノ湖を眺望できる区間はほぼないが、いくつかのビュースポットで湖を見下ろせる。北向きに走ると富士山を眺めながら走れる区間があり、そのまま接続する箱根スカイラインでも富士山が出迎えてくれる。

大涌谷
約3000年前に、箱根最高峰の神山が箱根火山最後の水蒸気爆発を起こしたときにできた爆裂火口。現在でも噴気が立ち昇る、箱根の代表的景勝地で、黒たまごが名物だ

④富士五湖 [山梨県・静岡県]

三国峠(山梨県道730号)・御坂みち
三国峠は全国各地に多数あるが、こちらは山梨と神奈川と静岡の県境。県道730号が通り、沿線には有名な山中湖&富士山展望地の明神山パノラマ台がある。国道137号の旧道。狭い峠道だが、富士山と河口湖のビュースポットがあるのだ。

天下茶屋
太宰治の「富嶽百景」で小説の舞台に。ほうとう鍋をはじめ郷土料理を揃える。太宰治文学記念室を併設。御坂みちの途中、峠付近にあり、南に富士山と河口湖を一望できる

⑤遠山郷 [長野県]

南アルプスエコーライン
日本の秘境百選にも数えられる、遠山郷にある日本のチロルこと下栗の里から、アルプス展望地である北側のしらびそ高原に至る舗装林道。途中で、日本初の隕石孔に認定された直径900mの御池山隕石クレーター内を走れるのもスゴい。

しらびそ高原
標高1918m の高原で、南アルプスと北アルプスと中央アルプスを望める山岳景勝地としても知られる。夜のしらびそ高原山岳オートキャンプ場は、満天の星空も魅力

⑥八ヶ岳 [長野県・山梨県]

八ヶ岳高原ライン
県道11号のうち、清里と小淵沢をつなぐ区間。林間を走るため森林の雰囲気を感じやすいが、視界が開ける場所は少なめ。ただし、東端近くにある赤い東沢大橋は、紅葉スポットとしても知られる。全体的にカーブは緩めで走りやすい。

サンメドウズ清里
清里テラス

清里で最も標高が高いエリアにあるスキー場&ハイランドパークの中で、さらにその山頂となる標高1900m地点にリフトで上ると、くつろぎの雲上空間が広がっている

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