
涼しさとTTポイントを両方獲り!1000m超の絶景“高”ポイント9選
夏に最適な涼しさと絶景を同時に楽しめる高所ルート。バイクジンTTにも標高1000m以上の絶景ルート&スポットも多く揃っていますよこの夏は涼しく走って・見て・得する“3度おいしい”絶景道へ!
酷暑をすり抜けてポイントもゲット!
「真夏のツーリングは、標高が高いルートが正解!」と今回の特集でしつこいほど述べてきたが、11月末まで開催中の本誌主催ツーリングラリーイベント「バイクジンTT」でも、多くの高所スポットが設定されている。これらの道は日本屈指の絶景ロードでもあるので、〝涼〞と〝絶景〞同時に狙うことができる点で贅沢なスポット。さらにTTポイントまでゲットできるという、〝1度の訪問で3度おいしい〞スポットなのだ。
日本国道最高地点を通過する志賀草津高原ルート、標高1600mを超える磐梯吾妻スカイライン、アクセスしやすい大菩薩ライン(柳沢峠)、さらに大台ヶ原ドライブウェイ、阿蘇パノラマロードなど、西日本にも標高が高くて気持ちいい夏に走りたい快走路が揃っている。
2025年のバイクジンTTのポイント取得期間は11月30日まで。終了間際の時期は気温が下がり、標高が高い道は通行止めや路面凍結の恐れもあるので、ここで紹介したルートは冷え込む前に行くのがおすすめ!
どうせなら、酷暑をすり抜けて走りに行きませんか?
磐梯吾妻スカイライン(浄土平バイク駐輪場)

標高1600m超の浄土平を中心に広がる火山性ワインディング。荒涼とした火口丘や噴気を眺めながらの走行は圧巻。夏でも涼しく、路面温度も快適。駐輪場からは吾妻小富士の火口縁まで徒歩で行ける。バイク映えも完璧な絶景ステージ
福島県福島市土湯温泉鷲倉山
渋峠(滋賀草津高原ルート)

国道最高地点・標高2172mを走る天空の道。見下ろす雲海とワインディングは、まさに非日常。夏でも涼風が吹き抜け、気温は20℃前後。スノーシェッドと急峻な坂が連続し、走り応えは抜群。信州と群馬を結ぶ人気の道
群馬県吾妻郡中之条町入山
UFOライン(町道瓶ヶ森線)

瓶ヶ森の稜線を走る細く曲がりくねった町道で、その通称がUFOライン。標高1300 ~ 1700mを縫うように走る絶景ルートで、晴れた日は石鎚山系が一望。夏でも風が心地よく、空に近い開放的な感覚での走りが味わえる
高知県吾川郡いの町寺川
大台ヶ原ドライブウェイ

奈良・三重の県境を登る標高1570mの道。深い森と峡谷を見下ろしながら登る道は静寂と迫力が共存。終点の大台ヶ原駐車場は夏でも20℃を下回ったり、朝は霧に包まれ幻想的な光景が広がることも
奈良県吉野郡上北山村小橡大台ヶ原
大菩薩ライン(柳沢峠)

東京からのアクセスが良好な山岳ルート。柳沢峠(標高1472m)から望む富士山は、関東屈指の絶景ポイント。道は広めで緩急あるカーブが続き、リズム良く走れる。真夏でも25℃を下回る日が多く、避暑ツーリングにうってつけ
山梨県甲州市塩山上萩原
八幡平アスピーテライン(山頂レストハウス)

秋田と岩手を結ぶ高原ルートで、緩やかなアップダウンと展望が心地よい。山頂レストハウス周辺では標高1500m級の稜線を一望でき、涼しさも上々。湿原や残雪、温泉も楽しめるなど、旅情豊か。走りやすい道幅と景観のバランスが絶妙な道
秋田県仙北市田沢湖玉川八幡平頂上
高野龍神スカイライン(ごまさんスカイタワー)

和歌山を貫く全長42㎞の高原ワインディング。ごまさんスカイタワー周辺では標高1200m超えで夏でも涼やか。深い森林と谷間を抜けるスピード感、適度なバンクの連続に心が躍る
和歌山県田辺市龍神村龍神1020-6
阿蘇パノラマライン(草千里ヶ浜駐車場)

広大な草原に囲まれた阿蘇外輪山を巡るルート。草千里ヶ浜では活火山と緑の草原が対照的な撮影スポットとして人気。標高は1100m前後で夏も風が爽やか。走りやすい道とドラマチックな景観が融合した名物ロード
熊本県阿蘇市草千里ヶ浜