駒ケ岳赤井川線ツーリング！森町の絶景とグルメを満喫｜ツーリングガイド・北海道 森町

北海道・駒ケ岳のふもとを巡る「駒ケ岳赤井川線」を走る絶景ツーリング。森町では丼から溢れんばかりの海鮮丼やご当地グルメ「森らいす」を堪能！　大自然とグルメ、両方楽しめる至福のルートをご紹介！

写真／小林司　文／盛岳郎　取材協力：ヒョウドウプロダクツ
TEL053-465-8281　https://www.hyod-products.com/

駒ケ岳を右手に一周どこからでも見える山景

事前調査により、オススメされた「駒ケ岳赤井川線」を走ってみる。駒ケ岳の西側に札幌まで伸びる国道5号線から1本はいった道で、駒ケ岳のふもとを等高線に沿って走るような信号のない隠れた良道だった。畑や牧場が続き、視界が開けるごとに育てている作物などによって景色が変わっていく……。まだ山頂付近は雲が隠れているが、もう少しで見ることができそうだ。

ちなみに、駒ケ岳山頂に向かう道は登山道の駐車場までの道以外になく、ライダー的には駒ケ岳中腹の牧場や畑がある場所を迷い込んで走るのが駒ケ岳のツーリングとしては楽しい走り方だと思った。途中にカフェなども点在しているので、気になる場所にふらっと入ってみるのもいいだろう。

駒ケ岳を抜けて、昼食のために森町市内へとはいる。今回、気になっていたのは限定10食の「森町海鮮丼」。その場所は「雅茶一（がちゃぴん）」という居酒屋さん。

取材時は平日。11時半のオープンより少し前に到着して待っていたのだが、すでに数人のお客さんが並んでいる状態だ。限定10食、食べることができるのか……？　待つこと数分、のれんがかかりお店がオープン。テーブルのタッチパネルより、森町海鮮丼を注文……！　待つことしばし、到着したのが、丼ぶりからこぼれんばかりの刺身！　真ん中に鎮座する煌びやかなエビ！　分厚い刺身がこれでもかと盛り付けられており、お米も十分入っているので腹ペコライダーも大満足な丼ぶり。これで1000円ちょっととは、さすが北海道……。この海鮮丼の内容は8種類前後入っていて、その日の仕入れによって変わるそう。と、もう一つ気になるメニューがあった。「森らいす」……？　

聞くと、森町のご当地グルメで、ハヤシ（林）ライスならぬ、森らいすとのこと。森らいすは「森町産のトマト・ほたて・豚肉を用いて考案した新ご当地グルメ」で、

そのルールは
①森町オリジナルのハヤシライスとする
②森町産のトマト、ほたて、豚肉を用いる
③ワンプレートにルーとライスを盛り付ける
④ルーにトマトを用いる
⑤ライスを駒ケ岳型にする
とのこと。

思わぬ出会いに若干興奮しながらも、森らいすも実食。トマトの香りが立つさわやかな味にヘビーで贅沢な豚とホタテがトッピング。加盟店が思い思いの森らいすを考案しているそうなので、機会があればこちらもぜひ実食を。

食事の後、晴れてきたのでビュースポットへ。海と駒ケ岳のコンストラストは美しく、山の北西側から見ると、特徴的な「馬蹄型カルデラ」が良く見える。夕日に染まる山肌を眺め、本日の宿「グリーンピア大沼」に向かった。