カブトのF17は旅も得意!インカム・メガネ対応など装備充実モデルとは?

高速道路での走行中、ヘルメットが揺れる・浮くといった不快な経験はありませんか?乗車用ヘルメットの専門メーカーKabutoが開発した「F17」は、風洞実験に裏付けられた空力設計でその悩みを解決。疲労を軽減し、安全で快適なライディングを実現します

F17最大の特徴「エアロフォルム」の秘密

Kabutoは乗車用ヘルメットのスペシャリストだ。F17は最先端のエアロフォルムが大きな特徴だが、カブトは製品テストに早くから風洞実験を取り入れており、その形には意味がある。高速道路を走ると風の抵抗を受け、ヘルメットが揺れたり浮き上がったりした経験をお持ちのライダーも多いことだろう。ヘルメットに当たる空気を側面後方に流しつつ効率よく剝がして揺れを抑え、空気抵抗を利用して揚力を抑える工夫がしてあり、ライダーの疲れを抑制してくれる。

CFD(3次元数値流体解析)から生まれたKabuto独自の空力デバイス「ウェイクスタビライザー(PAT.NO.4311691)」と、走行風で発生するヘルメットが浮き上がろうとする力を抑制するデバイス「クレストスポイラー(PAT.P)」の新採用で、常にヘルメットを安定させてくれる。あらゆる速度域で集中力維持に大きく貢献する。

F17はレース用だけじゃない!ツーリングでも大活躍

ヘルメット内の換気、快適な内装、メガネ対応内装、インカム装着対応設計、ピンロックによるシールド曇り止め対策など、快適装備が充実している。

実はバイクレースの最高峰”MotoGP”クラスのライダーにも選ばれている。時速350㎞オーバーのハイスピードバトルを戦うレーシングギアでもある。2024シーズンにアプリリアのワークスりだーとして活躍し、2025シーズンはホンダのテストライダーを務めるアレイシ・エスパルガロも第一印象で「気になる点が全くない」とコメントしており、走りに集中できる快適性があることがうかがい知れる。

BikeJIN編集部ナカジマもツーリングテストで装着し「軽くて頭全体をホールドする自然なフィット感があり、視野が広いため、ヘルメットを被っていないような気がする時があった。また、インカム用スピーカーホールの位置と深さが絶妙で、スピーカーの性能を引き出しており、とても聞きやすい」とコメント。F17はレースに対応するカブトのフラッグシップモデルだが、ツーリングシーンでも最上級の実力を持っている。

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