BMW R 12 G/Sは本格的なオフロードモデルだ!

あの伝説的なR 80 G/Sのスピリットを宿すアドベンチャーモデル

心を揺さぶるボクサーサウンドがライダーを冒険に誘う

フロント21インチ、最低地上高240 mmの本格的なオフロードに向けた新設計

フロント21インチ、リア18インチホイール*を採用し、サスペンションストロークはフロント210 mm、リア200 mmを確保。最低地上高も240 mmを実現して、存分にオフロード走行を堪能できる。
*18インチリアホイールはGSスポーツに標準装備。

新採用したR 12 G/Sだけの専用フレームはワンピース構造のスチールチューブラーフレーム。オフロードでの操縦性を重視した専用設計としています。ステアリングヘッドを高く、前方に配置することで、ロングストロークのフロントフォークと21インチホイールの装着を可能にした。これによりオフロードでの自在なハンドリングを可能にしている。車重がかかっていない状態のリアアームの角度もオフロードを走るために最適化している。

パワフルな空油冷ボクサーエンジン

伝統の空油冷ボクサーエンジンはEnduro Proなど最新の電子制御技術を組み合わせて、ストリートはもちろん、ブロックタイヤを装着した本格的なオフロード走行まであらゆるシーンでボクサーフィーリングを楽しむことができる。 

「BMW MOTORRAD ADVENTURE MODELS TEST RIDE」

2025年9月18日(木)19日(金)にMOTOFIELD HARUNA Unlimit(群馬県高崎市)にてメディア向け試乗会「BMW MOTORRAD ADVENTURE MODELS TEST RIDE」が開催された。最新アドベンチャーモデルの
R 12 G/Sをはじめ、R 1300 GS、R 1300 GS Adventure、F 900 GS、F 800 GSなどの技術説明を受けて、オフロードコースで試乗できる特別な機会となった。各車両にはミシュラン・アナキーワイルド、メッツラー・カル―といった公道走行可能なブロックタイヤを装着して、よりパフォーマンスを発揮できる仕様で試乗車が用意された。

BMW Motorrad世界公認インストラクター資格を持つ松井勉さん、鈴木大五郎さんが参加

モーターサイクルジャーナリストで、Baja1000など数多くのラリー参加経験を持つ松井さんは、購入間もないR12 G/Sで参加。この日が本格的なオフロード走行の初日であった。軽量でパワフルな空冷ボクサーエンジンと、本格的なオフロードをターゲットにした車体の組み合わせは、積極的にオフロードを楽しめると笑顔を見せてくれた。アメリカのロードレースやダートトラックレース、国内でのレース参戦を経て。モーターサイクルジャーナリストとして活躍する鈴木大五郎さんの愛車はR1300GS。ワイルドなアドベンチャーテイストは継承しながらも、より洗練されてきた印象。迫力ある車体ですが、先代から乗り換えるとコンパクトだと語る。

BikeJIN WEBも試乗会に参加

ツーリングライダー代表としてナカジマが「BMW MOTORRAD ADVENTURE MODELS TEST RIDE」に参加。フラットダートと周辺のワインディングロードでBMWのアドベンチャーモデルを一気乗り。一日に500㎞以上走るようなロングツーリングなら、R1300GSかGSAがオススメなのは予想通り。公道走行可能なブロックタイヤであればアスファルトの上も不安はない。ライダーにフレンドリーなのはR12 G/Sだと感じた。技術説明ではオフロードバイクとして新設計していることと、その走破性の高さが強調されたが、実際に乗ってみると「優しい」バイクだ。細くて大きいタイヤサイズのおかげで、安定感と運動性のバランスが絶妙で、正にライダーの意のままに操れるハンドリング。空油冷エンジンはユーロ5+をクリアしながらも、低速域からトルキーで、ワインディングロードも楽しい。R12 G/Sはヘリテージモデルに分類されているが、R 80 G/Sの本質を正しく受け継いでおり、雰囲気だけを追いかけたバイクではない。本格的なのにフレンドリーなR12 G/Sは愛情をもって長く付き合えるバイクだと思う。

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