【#13 池田 凌】2025_JMX MACHINE紹介【KAWASAKI KX250/Kawasaki Plaza大阪鶴見】

最新パーツやセットアップが施された全日本出場マシンを紹介するコーナー。第三弾はIA2クラスを戦うKawasakiの4スト250を紹介!

PHOTO&TEXT/D.Miyazaki 宮崎大吾

テックサーフマフラー電動ウォーターポンプ搭載で勝負

今季新体制で挑む池田選手は、田中雅巳氏と共にKX250開発に携わり作り上げたライダーの一人。今季はベテランの肥後メカと組み、プライベーターならではのチューニングを施している。テックサーフ製マフラーに関してはエキパイ、サイレンサー共に田中氏と様々な試作品をテストし、パワーUPに貢献する最良の形態へ辿り着いたという。結果、エキパイは短いタイプとなった。

BUDレーシングの電動ウォーターポンプはフリクションが軽減されレスポンスが向上し、出力を上げながらもキビキビとした動きで池田選手の好みにも合っているという。

サスペンションはSHOWAのサポートによって、アメリカで発売されている450用のSRエディションを搭載。シーズンオフに2ヶ月間アメリカで450に乗り込んできた池田選手にとっては、250としてはやや硬めながらも武器にしている。

また、X-TRIGクランプは今年からオフセット量可変式のROCS PROではなく、あえて固定式で剛性の高いROCS TECHを使用。他にも多くのKX250ライダーが行っているサイドカバーの穴空け加工、ラジエターのガンコート、チェーン1コマ延長によるサスペンション挙動の安定化、フロントには効力の高いベスラブレーキパッドを使用している。

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