転ばぬ先の着る保険|安全アイテムカタログ・プロテクター編

信号待ちの右直事故、すり抜け中の幅寄せ、横断歩道での飛び出し。市街地にはベテランでも避けきれないアクシデントが潜んでいる。速度は出ていなくても、転べばケガはする。快適さとプロテクション性能を兼ね備えた“着たくなる一着”が安全を支えてくれる。

■ BikeJIN vol.271 9月号

【Point 1】D3O®ってナニ?

D3Oプロテクターは外部からの衝撃を吸収・拡散することで、ライダーに伝わるエネルギーを小さくしてくれる

何度でも衝撃を吸収
ウレタンなどを使った衝撃吸収材は、次第に加水分解したりしてその機能が失われてしまうことが多い。一方D3Oプロテクターは、正しく使えばロングライフだといわれ、HYODがD3Oを導入した10年以上前のものでも、今なおその性能が維持されているという
普段は柔らかく衝撃を受けると硬化
ゆっくりと力を加えるとどんな形にも変わるD3Oのベース材。しかし瞬間的に力が加わるとゴムのように弾性が生まれる性質を持っている。D3Oのベース剤を丸めて床に落とすと、ゴムボールのように跳ね返ってくる。この性質を衝撃吸収材として生かしている

【Point 2】プロテクターの種類

HYODのプロテクトギアには、チェストプロテクターやバックプロテクターのように、必要な“部位”に装着するものと、“着る”スタイルのプロテクターがある。着るプロテクターには、肩や肘、膝にD3Oプロテクターを装備したシャツやベスト、アンダーパンツのほか、ジャケットを脱いだ時に着られるラッシュガードタイプもある

【Point 3】通気性と保護レベル

Pro(CE level2)
Air(CE level1)
HYODカスタム(CE level1)

HYODのD3Oプロテクターには通気性の強弱、プロテクションのレベルの違いで、同じ部位のプロテクターでも3つの種類がある。例えば肘や膝に入れるプロテクターには、HYODカスタムXTi D3Oプロテクターと、通気性を確保したD3O AIRプロテクターがあり、さらにこのAIRプロテクターには、CE規格レベル1準拠のD3O LP1 L1 LIMBプロテクターと、より厚みがあってプロテクションレベルの高い、D3O LP2PRO L2 LIMBプロテクターがある

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