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【BEAT RR RACE 2T250】高速域での差は大きい。本気で攻めるなら断然RACE!【2025 エンデューロモデルインプレッション】

イタリアンブランドBETAの最新インプレッションをお届けしよう。4スト390と2スト250(Racing)モデルの実力を、本誌テスターIAワタライが探る!

TEST RIDER/N.Watarai 渡會修也 PHOTO/T.Hasegawa 長谷川徹 TEXT/D.Miyazaki 宮崎大吾
BETAモデル問い合わせ先/BETAモータージャパン TEL:0763-58-5371 http://betamotor.jp

「やはりサスペンション性能はスタンダード(X-PRO)のザックス製と、このKYBでは断然違います。ギャップ上で加速するのが怖くありません。

ハイスピード域で楽ができて、中級以上の人がゲレンデなど広いコースで長い時間走ったら、その差は凄いです。ちょっと無理をして車体が横を向いたときや、斜めに着地してからのブレーキングなど、イレギュラーな場面でのフォローが素晴らしいです。

エンジンはツインプラグの差も感じます。元々低速がモリモリだったのにさらに上乗せ。難所でもローギアを使わず2速、3速で走れます。しかしモトクロスコースでは、中速手前くらいからのパワーが予想以上にあり、キャラクターが変わるポイントがありますね。スピードが出るコースでは初級者には扱いづらいかもしれないです。

ギャップでの追従が良く簡単にスピードが乗ってしまうだけに…(笑)。その辺りはレインモードにすることでだいぶ抑えられるので良かったです。本気でクロスカントリーを攻めたい人は、このRACEで一つ上の走りを手に入れてください。」

BEAT RR RACE 2T250

BEAT RR RACE 2T250
2024年モデルから300にツインスパーク(シリンダー後方にもプラグ追加)を採用したが、2025年からは250RACEモデルにも採用。パワフルなエンジン特性に寄与している
RACEシリーズはBETA専用設計のKYBサスペンション(フロント:48mm Kayaba AOS closed cartridge fork、リア:Kayaba C46 RCUモノショック)を搭載する。
ジェネレーターの搭載角度、位置の変更によりハンドル切れ角を確保
ハンドルバーパッドにエンジンマップモードスイッチを装備。ドライ、ウェット路面の特性を切り替えることが可能
RACEモデルには専用シート、ステップ、チェーンガイドなどBETA純正アクセサリーが付属する。ステップは新タイプへ。またリアアクスルシャフトは2mm太くなりφ22mmとなった
全長×全幅×全高2,172×815×1,270mm
軸間距離1,482mm
フレーム形式モリブデンスチール・ダンブルクレードル
エンジン形式水冷2ストローク単気筒
内径×行程66.4×72.0mm
圧縮比13.2:1
排気量249cc
始動方式セル式
燃料供給装置キャブレター(KEIHIN PXK36)
変速機形式6速

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