ホンダGOバイクレンタルで行く!関門海峡&本州最西端ツーリング記|望月ミキの金額指定旅レポ

お財布の中には3,000円のみ! ご当地グルメに温泉、観光からお土産まで、低予算で満喫チャレンジ! 自他ともに認める貧乏性・望月ミキが挑む金額指定ツーリング企画!

今回の旅ルール

★ 所持金は3000円だけ!(※レンタルバイク代は別)
★ 地元の美味しいものを必ず食べること!
★ 必ずお土産を一品以上買って帰ること!
★ 旅の最後に予算内でガソリンを満タンにすること!

この連載が始まって何年も経ちましたが、今更、硬貨も合わせて3,000円を持っていくと便利であることに気づきました…。出発前に最終確認。よしよし、ちゃんと3,000円!

レンタルバイクを使えば、旅はより楽しく新鮮に!

子どもの頃は、世界地図で見るそのサイズから、日本はとても小さな島国であるという感覚を持っていたが、こうして大人になり愛車と各地を走り回ってみると、全く小さいなんてことはなかった。寧ろ大きすぎて、あっちもこっちも行ってみたいが時間が足りない…と悔しく思うことばかりだ。そこで最近「レンタルバイクを使う」という術を覚えた。公共交通機関を使ってワープのごとく移動したら、その先で手配しておいたバイクに乗り換える。最初こそ、乗り慣れない車種で知らない土地を走ることに不安もあったが、慣れてしまえばビギナーの時に感じていたような新鮮さを味わえて、それがたまらない。

さて、今回は生まれ故郷の福岡県北九州市に帰省する日程に合わせ、ホンダが提供するレンタルバイクサービス『ホンダGOバイクレンタル』でGB350Sを借りることに決めた。車両引き渡しの際、ホンダドリーム北九州の店長・山田さんにこの3000円ぽっきりで旅をするという企画を説明すると「そういうことなら低燃費なGBで間違いないですね!」と太鼓判を押してもらえた。予算内でのゴールに自信も湧いてくる。

バイクを借り受けた翌朝、まだ夜が明けぬうちに出発。目的地は関門海峡を越えた向こう側、本州西端・山口県下関市だ。向こうへ渡る前に、関門橋の橋脚の下、九州最北端に鎮座する和布刈(めかり)神社で旅の安全を祈願した。早朝にもかかわらず、参拝に訪れる地元住民が多かったのが印象的だ。

神社の目の前には関門海峡、そして本州がすぐそこに見えています。海峡の一番狭い所の幅は700mもないとのこと! しかしココは古くからの重要航路。この撮影時も何隻も船が往来していました
和布刈(めかり)神社に祀られている神様は「瀬織津姫」という月の女神様で、導きの神様とも呼ばれているそう。朝、多くの方が参拝に来られる理由もわかる気がしますね
5円玉をお賽銭箱へ。安全に良き旅ができますように

そしていよいよ国道2号の関門トンネルで本州へ。正直、自分のように慣れていない人間には、その狭さと薄暗さ、湿気にほんのり恐怖を感じるトンネルなのだが、それゆえ、地上に出た時の解放感…もとい安心感はひとしおだ。通勤の車がひしめく市街地を抜け、まずは本州最西端の地・毘沙の鼻を目指す。今回は端と端、そして〝橋〟をハシゴする旅だ。(続く)

関門トンネルのバイク通行料は110円。この写真では見にくいですが、料金所の向こう、トンネルの入口には大きく口を開けたフグのイラストが施されていて、車が続々と飲み込まれていきます
山口県に渡ってすぐ気づいたのですが、ガードレールが黄色い…? 調べたところ、これは特産品の夏みかんの色だそうで、1963年の山口国体の開催にあたって、県外から来る方々へのおもてなしの一環でこの色になったそうです。素敵なアイディアですよね!

関連記事一覧