
SHOWAのバランスフリーサスペンションに改めて試乗! サスペンション一つで走りの質感が一つ上がる
Astemoのテストコースで好感触だったSHOWAのバランスフリーサスペンション。正直、もう少し長い時間乗ってみたいと思っていました。そこで、Astemoアフターマーケットジャパンの正規代理店として、BFFとBFRC-liteを取り扱っているケイズ・スタイルに試乗車をお借りしました。
PHOTO/S.MAYUMI, Astemo TEXT/S.KAWAMURA
取材協力/K’s-STYLE TEL03-5935-7877
https://ks-style.bike/
サスペンションで走りの質感が一つ上がる
バイクと路面の接点はタイヤだが、そのタイヤと車体の間にあるのがサスペンション。ライダーにとってサスペンションは、バイクと対話する上で重要なパーツといえる。
Z900は2025年モデルで新型になったため、今回の試乗車は旧型だ。しかし、今現在の世界市場での販売台数を考えれば、旧型のほうが圧倒的に多いのは事実。そして、このバランスフリーサスペンションは新型には対応していないため、旧型オーナーのみがその乗り味を味わえることになる。
2024年型までのZ900も素性は非常に良く、軽快なハンドリングに定評があった。そのストリートファイターに、バランスフリーフロントフォーク(BFF)とバランスフリーリアクッションライト(BFRC-lite)を装着したらどうなるのか……。結論から言えば、「スポーツ性が増すどころか別のバイクになった」と感じるほど、劇的な変化があった。


一番の違いは、乗り味のしっとり感だ。わざとゼブラに乗り上げてもフロントが暴れず、手応えは穏やか。細かなギャップでも、路面からの情報をしっかり伝えてくれる。不要な突き上げを抑えるバランスフリー特有のフィーリングは、ワンランク上のスーパースポーツかのようだ。
コーナリングでは、進入から立ち上がりにかけての安定性と接地感が際立つ。まるでハイグリップタイヤを装着したかと思うくらいで、安心してスロットルを開けていけるし、積極的にバイクをバンクさせることができる。

さらに少し攻めてみても、フロントがしっかりとグリップし、リアがそれに安定して追従する挙動から、前後バランスの良さを感じられる。S字での切り返しはよりクイックになり、荷重移動も滑らかで、ライントレースの自由度が増した印象だった。
今回は街乗りでのテストはしていないが、それを想定した速度域でも前後サスペンションはしなやかに動いてくれるはずだ。普段使い、ツーリング、そしてスポーツライディング。そのすべてで期待に応えてくれるだろう。
ケイズ・スタイルでは、今回お借りしたZ900を試乗車として用意しているとのこと。バランスフリー構造の高性能サスペンションを体験してみたいZ900オーナーは、ぜひとも問い合わせてみてほしい。










