
ルーティンではない毎日と完成させる喜びを!【盛岳郎/BikeJIN編集長】

転職してまでBikeJINに潜り込んだとウワサですが?
A.どうしても出版業界で働いてみたかったんです。
そもそも本が好きで、高校時代から編集とか出版という仕事に興味があったのですが、大学を卒業するときには希望の職種がある会社に採用してもらうことができず、比較的業種が近い印刷会社で働いていました。しかしあるとき、「やっぱりあきらめられないし、一度は経験してみたい」と思い、出版系の仕事を探すことにしました。
そのとき、たまたま募集していたのがBikeJINのアルバイト。バイク雑誌の仕事に携わっている人の多くは、バイクがスゴく好きだったりその雑誌の読者だったりすると思いますが、僕はそもそも出版系という大きな枠で仕事を探していたので、じつは熱狂的にバイクが好きだったわけでも、正直な話、それまでBikeJINという雑誌を読んだこともなかったんです。
ただし普通二輪免許は持っていて、社会人になってからようやく憧れだったヤマハのSR400を購入したので、辛うじてバイクには乗っていました。
ところが、そういうことが何となくバレていたのか、せっかく見つけたBikeJINのアルバイトでしたが、書類選考の段階で2回も落とされることに……。とはいえ、何度も応募してはダメとは書かれていなかったので、落とされる度に志望動機などをすべて書き換え、ようやく「まあ、来ていいよ」と言われました。それを機に大型二輪免許を取得しました。

