
カスタムシーンにインスパイアされた独創的なスタイル
120年の歴史を持つインドのROYAL ENFIELD。今回はカスタマイズされたかのような個性的で独特なモデル。「ショットガン650」が発売される。日本でも新たに多くのファンを魅了!
日本市場へのトリガー全く新しい大型ミドル
ロイヤルエンフィールドがかつてEICMAで発表したコンセプトモデルのSG650。サイバーパンクをテーマに、世界のトップカスタムビルダーによるカスタムバイクを展開していた。そんなカスタムテイストを再表現してついにSHOT GUN650 が登場!

編集部(ミズノ):見た目はレトロスポーティでボバーテイストも。お馴染み2本出しマフラーがかっこいい! 走り出せばものすごく乗りやすく、スムーズな加速感。足の位置が少し前気味。どんどん走って行きたくなるバイクだ
マットブラックとピアノブラックでブラックアウトされたパーツはクールなルッキング。スリムなタンクはデザイン性が高く、圧迫感を与えない。また、幅が広めのハンドルもコントロールしやすく好評だった。
650㏄というミドルクラスの大型バイクは、世界のスタンダードとしての地位を確立してきた。ロイヤルエンフィールドも同排気量で多くのモデルを展開している。「日本の道路環境や日本人の体格にピッタリ」と言われるのも頷ける。エンジンは空冷4ストローク並列2気筒。マイルドに加速し、気持ちの良いスポーティな走りを体感できる。
「カスタムのためのキャンバス」というこのモデルは、日本仕様は2人乗りができるタンデムシート付きだが、スタイリッシュなシングルシート仕様、ツーリングに便利なキャリア仕様への変更は簡単。用途によってすぐに変身できる!見た目も走りも大いに推せるバイクだ。

佐川さんの足つきは余裕で膝が曲がるほど。身長179cmなのであまり参考にならない(笑)。ちなみにミズノ(156cm)でも足つきは良好だ

ケニー佐川 氏インプレッション

レトロで新鮮、独特の走りが楽しい
まずエンジンがいい。空冷並列2気筒のいわゆるパラレルツインなのだが、軽やかにシュンシュン回る最近のタイプとは真逆で、腹に響く鼓動とともに重いクランクがドルンドルン回る感じが生理的に気持ちいい。それでいて、4バルブの元気と6速ギアの滑らかなつながりがストレスフリーの走りを実現。
スーパーメテオ650がベースだが、ショーワ製前後サスペンションや車体ジオメトリーも専用設定ということで走りはよりスポーティ。加えてフロントが細くリアが太い前後18/17インチのタイヤが織りなすハンドリングには独特の世界観があり、後輪からねっちりと倒し込んで前輪が素直に追従していく80年代マシン的な面白さもある。
街乗りはもちろん、ワインディングの走りも楽しい! そして、ワンタッチでダブルシートからレトロ感覚のサドル型シートへと変身するアイデアは特筆もの。シンプルかつ必要十分な装備で見た目もイケてるし、これで100万円とは食指が動くね。
カラーリング

PLASMA BLUE 995,500円(税込)

DRILL GREEN 995,500円(税込)

SHEET METAL GRAY 974,600円(税込)

STENCIL WHITE 1,015,300円(税込)
クルーザータイプの「スーパーメテオ650」、ロードスタータイプの「INT 650」。「SHOTGUN 650」はその中間に位置するモデルで、4カラーを展開
ディティール

ブラックで統一されたアジャストレバー付きスイッチギアとグリップ

目的地までの方向と距離を示す簡易ナビ「トリッパー」を標準装備

ブラックアウトされたエンジン。コントロールはわずかにフォワード

ネオモダンなデザインのLEDヘッドライト。真ん中にロゴ!

ガラリと印象を変えるシングルシート仕様(写真はグレーカラー)

ブランドの特徴的なネオナセルはビンテージな雰囲気

すでにカスタムされているかのようなレトロなテールランプ

サスペンションは前後SHOWA製。ブレーキは前後ABS


アパレルやアフターパーツも充実。純正で様々なスタイルが楽しめる
問:Royal Enfield Japan https://www.royalenfield.co.jp