
個性爆発!カブカスタムを一挙紹介!
全国各地で開催されているカブミーティングにて発見した珠玉のカスタムマシンをご紹介。カブだけどカブじゃな〜いような個性爆発させた車両たちが勢揃い!
■ モトモト vol.271 2025月8月号
PHOTO:MAGARIBUCHI SHINSUKE、
NANDY KOSUGE、MOTO MOTO
止まらない? それならキャリパー12個だ!

OWNER : ネジ
それまで乗っていたZX-12Rと交換したというリトルカブ。それから約1年でこの姿に! まず足周りがとんでもないことになっているが前後左右にブレーキローターがいて、各3個のキャリパーが付けられているので合計12個。更にこの車高の低さは前後電動シリンダーによる車高調を装備しているため。シート後ろにマウントされているリアショックもダンパーとして機能するように作られています。とにかくもう、無茶が過ぎる車両!

チェーンの奥にローターを追加してリアもダブルディスク化。14インチだから空間に制限があるリトルカブをベースにしているというのがまたイカれているでしょ。カスタムの場合はキャリパーは付ければ付けるほどウケるんです!

驚くべきは足周りだけじゃなく、エンジンも大変! ターボやインタークーラーも付けていて、ヨシムラキャブでツインキャブ化した125cc だ。FI ではなくキャブターボというのがまた、激アツだ!
メインフレームはノーマル

OWNER : のむらら
独創的なアイデアで唯一無二のスタイルを生み出す、まさにインドネシアのチョッパーシーンを具現化した一台。前23後18インチのホイール、オフロードモデルから流用したフロントフォーク、片側2本出しのトランペットマフラー、ガス管をベースにワンオフしたスイングアームに同じくワンオフのアンダーフレームなど、およそカブのカスタムとは思えないような内容。

圧倒的インパクトのフロントホイールはXL250Lの23 インチ。MTX125のフォークとTLM200のステムキットは、トップの突き出し量をかなり長めにすることでキャスター角の最適化を図っている

エンジンはキタコの88ccに武川製クラッチ、3速ミッション、ミクニ製フラットφ24キャブレターを組み合わせている。インドネシアチョッパー系をイメージしたというアンダーフレームはワンオフで製作
BMXの軽快感、カブの走破性

OWNER : ほっとすぷりんぐす
ほとんどのカスタムはアイテムの追加か交換だが、このBMXカブはまったく違う。サスペンションはリジットだしガソリンタンクはメインフレームとの兼用。ただ、その分、デザイン性は際立つし見る者に与えるインパクトも十分。車体のあちこちに描かれた「はらぺこあおむし」がとっても可愛い


ピンストで一気に独自性UP

OWNER : マックイーン
カスタムの鍵はローダウンとピンスト。交換による変化は東京堂のフォーク約20mm、キタコのショック65mmに過ぎないがハンドルを手前に倒したりミラーをグリップ下に移設し、視覚的なローダウンに成功。一方、ピンストは描く箇所を絞りベース色を活かすなど、あえての「控えめ」がデザインの価値を高めた。


ロー&ロングのドラッグレーサー

OWNER : ヒロタカ
テーマはロー&ロングだが、全体に直線的なイメージを徹底。フロントフォーク、マフラー、スイングアームはフラットかつ凹凸の少ないアイテムに変更。ヘッドライトは取り付け位置を下げつつシート前の三角のスペースをバッグで埋め、ヘッドライトからテールにかけて水平のラインを出している。


低い、かわいい、馬鹿馬鹿しい

OWNER : レザークラフトカムロ
前後12インチホイール、モンキー用のアップハンドル、エイプのフォークにマグナ50のスイングアームなど、トガったカスタムが目立つが、実は息子を保育園に送ったり買い物に行ったり、普段使いでほぼ毎日乗る一台。唯一実用性を感じるのは、息子のために貼ったサイドカバーの滑り止めテープ。



