
初挑戦!ホンダのダックス125で挑むSSTR
日の出とともに走り出し、日没までに石川県は千里浜へ。毎年たくさんのライダーを魅了しているラリーイベントSSTRにインテグラル豚ちゃんがDAX125とともに冒険へ出た!
■モトモト vol.271 2025年8月
PHOTO&TEXT:インテグラル豚
SSTR初参加への経緯と決意
「人生1回はSSTRに参加すべき」と言われ続けついに初挑戦。クロスカブ110とダックス125どちらで行くか悩み皆からは「12インチで行くのは…」と止められながらもパワーと軽快さからダックス125に決定。
ダックスに乗せられるだけの荷物を選んでいざ当日。雨なのは知っていたが、山の上は寒い、海からの大粒の雨が痛い。しかし走るのは楽しい。楽しすぎてあっという間の13時間半でした!静岡-長野-新潟-富山-石川というルートにしたためガソリンには困らずとも、各所で皆さんに「雨の中こんな小さいバイクで」、「ずっと下道?」と心配され、これが“小排気バイク道”…剣道や華道のような“道”がつくものは精神的な成熟を目指すものと聞き、まさに小排気バイク道。私とダックスでひたすらゴールまで走る。この13時間半で一皮も二皮も何かが剥けた気がしました。
目標を決め千里浜まで走る。道中様々な人と出会い、綺麗な景色、現地の美味しい物をいただいて、また来年千里浜に帰ってくる。だからFINISHゲートのボランティアの皆様は「おかえり」と迎えてくれる。来年もここに帰ってくるしかないな!私も来年は綺麗な夕日をバックに写真を撮りたい!そしてライディングテクニックも向上したような気が…さらにダックスと仲間くなれたSSTR2025でした。
持ち物

①TAICHI冬期ライディングジャケット
②SHOEI EX-Zero
③TAICHI 胸部プロテクター
④御守の蝉のぬいぐるみ
⑤ワイルドウィング ライディングシューズ
⑥ボブルビー
⑦充電ケーブル
⑧簡易整備工具
⑨エンデュランス製汎用パンク修理キット
⑩化粧品
⑪3日間の着替え
⑫TAICHI グローブ
⑬防犯チェーン
⑭雨具
4:34 静岡県 片浜の海岸 START

初挑戦ということもあり、沼津に前泊。余裕をもって海岸へ向かうも参加者が誰もおらず下調べ不足の孤独なスタートになってしまった。天気も雨予報。無事完走出来るかドキドキ……
5:43 山梨県 道の駅なんぶ

最初のチェックポイント道の駅なんぶに到着。参加者や参加者お見送りの方々の姿もチラホラ見受けられる。まずは地点登録をしなければ。これだけは絶対に忘れないようにしないといけない!
9:02 長野県 松本某所
ダックス125の燃費がいいからといってギリギリまで給油しないのは言語道断。タンク容量3.8Lなのでこまめな給油が重要です。ガソリンスタンドではトラックの運転手さんに応援していただけました!

9:31 長野県 道の駅アルプス安曇野ほりがねの里

ついに雨が! 朝から降り出しそうだと思っていたが、ついに降ってきてしまった。急遽レインコートと防寒着の装備を済ませる。なんかドラ◯もんみたい…。まだまだ道程は長いけど頑張るぞ!
10:47 長野県大町某所

住宅街を走っていると一軒家の前で椅子に座りながら「SSTR頑張って!安全運転!」と手作り看板を持った男性に遭遇。毎年、自宅前を通る参加者を応援しているのだとか。住宅街を抜けると美しい山々が目の前に広がった
16:48 富山県 氷見漁港場外市場ひみ番屋街

白馬、越後、ウェーブパークなめりかわを経て最後のチェックポイント氷見へ到着! 日本海側走行中は海からの横殴りの雨で身体も冷え切っていましたが、たくさんの参加者達が集まっており私もゴール直前の興奮で寒さもぶっ飛びました!
17:56 石川県 千里浜

とうとうライディングシューズにも雨が入り込んで全身びちょびちょになりながらもついに念願の千里浜に到着。雨雲で夕日は見えずともこの達成感! FINISHゲートをくぐると皆さんの「おかえり」の声に心が熱くなりました
千里浜に集う同志たち

ゴール後はダックスと一時離れ、歩いて再び千里浜へ(疲れたライダーのために送迎バス有)。完走特典をもらい、続々とFINISH ゲートをくぐる同志たちに私も「おかえり〜!」と手を振りました
豪華な完走特典

完走者にはフィニッシャーバッジ、スタンドプレート、ミニエコバッグなどがもらえます。プレートはヒノキの良い香り
After SSTR

帰ってきてからはすぐ洗車! SSTR前泊帰り含め945km。3泊4日中3日間の雨、山道、砂浜、頑張って一緒に走ってくれたダックス125に感謝を込めて丁寧に洗車とコーティングを。ありがとうダックス〜!

総走行距離:437km
走行時間:13時間21分

