【4miniライフを守る】真夏の油温チェックとタコメーター活用術

夏場のキャブモンキーは油温が上がりやすく、放置すれば焼き付き、最悪オーバーヒートの原因に。これからの季節、走る前に知っておきたい、空冷エンジンの油温管理するためのアイテムをご紹介します

■ モトモト vol.271 2025年8月号
PHOTO&TEXT:MOTO MOTO

油温を管理し、エンジンに優しく

連載の終わった岩田BOYのモンキーカスタム。ボアアップされたエンジンにオイルクーラーを付けたものの、今年は6月の段階で30度以上を記録している毎日なので油温が一体何度なのか、なるべく回転数を上げない走り方でエンジンに優しくしないと、この夏を越えられない! と思いスペシャルパーツ武川製油温計付きタコメーターの「スモールDNタコメーター」をチョイス。φ48と小ぶりなので純正風を気に入っている岩田BOYも満足。

取り付けをしていただいた、本誌でもお馴染み茨城県にあるあかおぎMCPSの店長鈴木さんもお客さんのカスタムユーザーにもおすすめしているメーターというのだから間違いない! 

走行中も信号待ちなどで油温をチェックし、大体85℃前後になっていれば適性ではあるが、それ以上の100度近くなっていたらオイルの劣化、もしくは何らかのトラブルが発生しているだろう。夏場は油温も上がりやすいのでチェック必須、もちろんタコメーターをチェックしながら、回転数を上げない走りというのも大事だ! 

ただでさえ小さいエンジンの4miniには酷な夏が毎年続くが、これからも長生きしてもらうためにオイルをしっかり気にしてあげて、優しくしてあげることでまだまだ現役で4miniライフを楽しめるはず!

あかおぎさんにてお願いします!

■あかおぎMCPS 
茨城県猿島郡境町422-1 
☎ 0280-87-0216 
http://www.akaogi.jp 
Instagram:akaogi.mcps

こちらを付けていく!

SP 武川 φ48スモールDNタコメーター 12500RPM
¥21,780(税込)
対応車種:AC12Vバッテリーレス車、DC12Vバッテリー付き車

あかおぎさんでもモンキーに限らず4miniカスタムユーザーに幅広く装着しているメーター。汎用性が高く、見た目&機能性ともに店長鈴木さんお墨付き!

ちょっとした工夫が大事
まずはメーター本体に付属のラバーやワッシャーを組み込んだステーを組み付ける。ナットからはみ出たボルト部分に燃料チューブをカットしつけることで緩み防止にもなる!

今回メーターの取り付けはハンドルクランプから付属のステーを使用する。付属品にM6×60のソケットキャップスクリューがあるが、この車両のハンドルクランプはM8を使用していたので別途スペーサーカラー&M8ボルトを使用

まずはメーターの配線をヘッドライトケース内に引き込みキーシリンダーから出るキーオン配線から電源をとる

イグニッションコイルからパルス信号を取るため、RPMコードを割り込ませ、メーター側の茶配線と繋ぐ、簡単ちょちょい!

メーター本体から出る温度センサー入力配線にスティック温度センサーを取り付け、エンジン後側から通しドレンまでしっかり届くかどうか確認。ピンと余裕がありすぎてもいけないので適度な長さで調節

SP 武川 アルミドレンボルト(ネオジム磁石付き)(M12×1.5)ブラック
¥2,420(税込)
対応車種:汎用 
※ドレンボルトがM12×P1.5の車両
カラー:ブルー、レッド、シルバー、ブラック

ドレンボルトを純正から交換するためエンジンオイルを抜くので同時に交換するのが吉。アルミドレンボルトを規定トルク(20N・m)で締め、頭側面の差し込み口に温度センサースティックを差し込み、3×4のスクリューで固定させる
※締めすぎないように

今回新たに入れるオイルはワコーズ製タフツーリング20w-40。あかおぎさんでも横型エンジンの4miniカスタムユーザーのお客さんに強くおすすめしている熱に強いオイル

昼/夜

夜間でも圧倒的な視認性を誇り、メーター本体には油温だけではなく、エンジンワークタイマー、24時間表示の時計、最高温度/回転数を記録してくれてたりと多機能。夏場は回転数上げすぎず、温度を確認できるだけで安心

夏場のオイルは温度や交換など管理が非常に大事! 冬場よりオイルへのダメージが大きいから早めのオイル交換を! 中には大型バイクや、ましてや自動車と同じ感覚でオイル交換をしている人もいるが絶対にダメ! エンジンの常用回転数が高いミニバイク(ボアアップしている車両は特に)は200〜500kmくらいで交換しておくと後々エンジンが長持ちして余計な出費もかからずに済む。転ばぬ柵の杖は大事!

関連記事一覧