
【鴨田 翔】2025_JMX MACHINE紹介【KAWASAKI KX250/Kawasaki PLAZA 東大阪】
最新パーツやセットアップが施された全日本出場マシンを紹介するコーナー。第4弾は、IA2クラスを戦う4スト250、横澤拓夢選手と鴨田翔選手のマシンをフィーチャー!
PHOTO&TEXT/D.Miyazaki 宮崎大吾
プロサはあえてスリップオン前後キットサスは硬めにセット
鴨田選手も横澤選手同様、昨年後半から先行して2025年モデルで参戦を行なっていたが、今季は自分好みのチューニングを進めている。スリップオンのプロサーキットサイレンサーとスタンダードエキパイという組み合わせは、「フルエキだと高速寄りになるので、低中速を強化するためにあえて後ろだけ変えています」とのこと。CRF同様、KXも2025年モデルで大きく特性が変わっており、当初は手探りでセッティングしてきたが、現在は特徴をかなり掴んでいるという。
サスペンションはSHOWAのAキットを継続採用。フレーム変更されたモデルに合わせて一から作り直したサスだが、市販キットのバルビングよりも前後ともに強めになり、結果として初期ではあまり動かない仕様に落ち着いている。フロントのスプリングの長さも市販品とは異なる。「練習で固めのサスに乗っている方が、レースで速く走れてスピードアップに対応できる」と鴨田選手。
その他、チェーンを114→116リンクにしてホイールベースを延長。チタン製フットペグ、X-TRIGクランプ、ダンロップタイヤを装備。昨年に続き、エンジン前部をカーボンでガードしている。







