
【激坂克服計画:01】トライアンフIAS野崎史高選手のトラテク!【丸太やステアで役立つ2度吹かしをマスターしたい!】
エンデューロはもちろん、トライアルでも出てくる激下り。崖のような下りを降りるときに怖いのには訳がある。その怖さを克服するためのライディングテクニックを伝授します。しかも、まさかこんな回に激坂が大の苦手のにゃんばちゃんが飛び入り参加…。果たして克服できるのか? 今回はにゃんばちゃんレポでお届けします。
PHOTO/H.Inoue 井上 演 TEXT/Y.Nanba 難波祐香、H.Kishizawa 岸澤秀夫
Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA
野崎史高
少年期に2年連続自転車トライアルの世界チャンピオン、全日本トライアルIAチャンピオンを経て日本人として初めてFIMトライアル世界選手権 ジュニアカップ(現在のTrial2)のチャンピオンとなる。現在は主戦場を全日本トライアル最高峰IASを開発を兼ねたYAMAHA TY-Eで参戦! 今年はKUSHITANIのトライアルウェアの開発も手がけての参戦だ
難波祐香
バイク声優にゃんばちゃんこと、難波祐香さんが今回飛び入り参加。ヤマハSEROW 250とトライアルバイクVertigo125が愛車。最近はフロントアップが少し出来るようになったが、誰よりもオフロードの下りが苦手。まさか今回「激坂克服計画」ライテクに参加してしまうとは… にゃんばちゃんは激坂下りを克服できるのか?
柳本曙光
元全日本モトクロスLMXライダーで、現在はモトクロス関東選手権やウィークエンドレーサーズのレースMCとして活躍。LMX時代のアルファスリーよりヤマハTT-R125LWEを貸与してもらい、サンデーモトクロス、エンデューロに出没。その模様はYoutube『やなぎもとひかるの泥遊びちゃんねる』で公開中♪
下り坂大嫌い難波とんでも無い日に…
今回TT-R125でのトライアルテクニックの取材に、楽しみに参加させて頂いたのですが、日が悪かった(笑)。取材日は全日本トライアルもてぎ大会の翌日で、野崎さんも3位表彰台でご機嫌。初観戦してきた曙光ちゃんのテンションもとても高く、すごいものに目が慣れているためか「いける気がする!」とノリノリ。だがしかし、今日のテーマは「激坂克服」。オフロードを始めた時から変わらず苦手意識のある下り。どうなることやらです(笑)。
でもまずは復習から! 以前野崎選手に見て頂いた時はフロントアップできなかったのですが、トライアルバイクで感覚を掴めたこともあり、TT-Rでも上げられました! だけど、実際のセクションの中では応用できず、ヒューム管の攻略に苦戦…。ヒューム管にタイヤが当たって弾かれてハンドルを取られてしまっているので、上げたいところでしっかり上げて、効率よくクリアできるようになりたいです! まだまだ精進あるのみ!
2度吹かしの前に…フロントアップは上昇気流にのせろ!!!

第一回の課題だったフロントアップだが、2人は浮かせれるものの、ヒカルさんはクラッチ、アクセルなどのタイミングが合わせれず。にゃんばちゃんは野崎選手の悪い例の姿勢そのもの!



アクセルとクラッチの協演。それが2度吹かしだ!!
フロントアップで手前のヒューム管にフロントタイヤを着地させる。その際にアクセルを戻し、クラッチを切る。その着地からフロントサスの戻る反動を利用するタイミングでもう一度、アクセル&クラッチを離す。





2度吹かしの応用編
2段かまぼこでは、ハンドルをまっすぐ維持し、スタンディングでしっかり前後サスにトラクションをかけて、2個目のかまぼこに向けて少しフロントアップするイメージだ。3人の写真を見れば一目瞭然です。


