
【スズキ DR-Z4S/SM】2台のDR-Zの細部をチェック!




足回り
DR-Z4SがIRC製「GP410」を標準装備(フロント21インチ、リア18インチ)するのに対して、DR-Z4SMはダンロップ製「SPORTMAX 95A」(前後17インチ)を装備する。
DR-Z4Sは車両重量増に対応するため、前後ディスク径を20mm拡大。リアブレーキはレバー比の最適化を図っている。
一方、DR-Z4SMは従来型の強力な制動力を継承し、リアはSモデル同様にアップデート。ABSはオン/オフ切り替えが可能で、ライダーのスキルや好み、路面状況に応じて選択できる。


サスペンション
DR-Z4Sに装備されるKYBサスペンションは、初心者でも扱いやすく、上級者も満足できるワイドレンジ特性を備える。フロントは倒立フォークを採用して剛性を高め、ブレーキング時の安定性を向上させている。
リアはプロリンク式リンケージに変更され、路面追従性と吸収性を改善。DR-Z4SMもDR-Z4Sと共通構造(アウターやセッティングなどが異なる)の前後サスペンションを搭載し、両モデルとも高速・低速それぞれの圧減衰力を個別に調整可能だ。

シート
両モデル専用設計のシートを比較してみると、肉厚のDR-Z4SMに対して、DR-Z4Sは厚さが少ないものの、自由なポジショニングや荷重移動がしやすい設計となっている。
国内仕様のDR-Z4Sはシート高890mmのローシートを採用し、シート幅を従来比17mm拡大。形状の見直しと高密度ウレタンの採用により快適性を向上させ、DR-Z4SMに匹敵、あるいはそれ以上の座り心地の良さを確保している。
フットレストも16mm広げて安定性を向上。ラバーを外すことで、オフ走行時のグリップ性を強化することも可能だ。
一方、DR-Z4SMは海外と同仕様のシート高890mmだが、オプションとして30mm低いローシートも設定されている。



ディスプレイ関連
モードスイッチやフル液晶インストルメントパネルは、シンプルで分かりやすい。
モードは3種あり、『Aモード(アクティブ)』は加速重視で刺激的なレスポンスを備えたエキスパートライダー向け。『Bモード(バランス)』は標準モードで、自然かつ扱いやすい特性のオールラウンド設定。『Cモード(コンフォート)』は穏やかで優しい特性となっており、初心者にも最適な街乗り・ツーリング向けだ。
DR-Z4SMはスロットル操作に対してより敏感な特性を持つため、各モード間の特性差をSモデルよりも小さく設定している。
さらに新開発のトラクションコントロールシステムを搭載し、新たに「Gモード」を採用。滑りやすい上り坂では、このGモードが絶大な効果を発揮する。


ディテール






1つの発光部でハイ・ロービーム切り替えが可能なバイファンクションLEDヘッドランプを搭載。コンパクト設計のLEDテール・ストップランプ、ターンシグナル一体型ポジションランプがスタイリッシュだ
| 項目 | DR-Z4SM | DR-Z4S |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 2,195mm×885mm×1,190mm | 2,270mm×885mm×1,230mm |
| 軸間距離 | 1,465mm | 1,490mm |
| 最低地上高 | 260mm | 300mm |
| シート高 | 890mm | 890mm |
| 装備重量 | 154kg | 151kg |
| エンジン型式 | 水冷4サイクル単気筒DOHC4バルブ | 水冷4サイクル単気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 398cc | 398cc |
| 内径×行程 | 90.0mm×62.6mm | 90.0mm×62.6mm |
| 圧縮比 | 11.1:1 | 11.1:1 |
| 最高出力 | 28kW〈38PS〉/8,000rpm | 28kW〈38PS〉/8,000rpm |
| 最大トルク | 37N・m〈3.8kgf・m〉/6,500rpm | 37N・m〈3.8kgf・m〉/6,500rpm |
| 燃料供給装置 | フューエルインジェクションシステム | フューエルインジェクションシステム |
| 始動方式 | セルフ式 | セルフ式 |
| 燃料タンク容量 | 8.7L | 8.7L |
| 変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | 常時噛合式5段リターン |
| フレーム形式 | セミダブルクレードル | セミダブルクレードル |
| タイヤサイズ(前) | 120/70R17M/C 58H | 80/100-21M/C 51P |
| タイヤサイズ(後) | 140/70R17M/C 66H | 120/80-18M/C 62P |

