
【トライアルISA野崎史高選手のトラテク】ハンドル幅以下の木々の間を軽快に抜けて、林間で差をつける Part02
助走は真っすぐ、視線は出口へ! 成功の第一歩
アケボノことヒカルさんが最も苦手とする一本橋。前々回は落ちるサイドが貯水槽とはいえ、橋の上はタイヤが接地できる平面。今回はどちらに落ちても水ドボン!が無い代わりに丸太、それもサイズの大きい丸太への乗り換えがある。
以前は一本橋に後輪を乗せることすらできなかったが、丸太に乗る前に丸太に対してまっすぐ助走を取り、視線は出口に向けることで前後輪を乗せるところまでは成功。以降は丸太の上での一定のアクセル、バランスコントロールに集中だ。
今回は一本橋(丸太)を走破することはできなかったが、90%まで走り切ることができた。この一本橋を練習しておけば、エンデューロやモトクロスの轍などレールでの自由度も上がるはずだ。


今回は対戦相手不在なので編集部岸澤がお相手を。ワタクシの場合、助走は2mくらい、それも丸太に対してまっすぐに入り、丸太の出口をみて、2速の低回転で走り切りました。野崎選手曰く、スピードで誤魔化すのではなく、しっかりコントロールしないと、との助言。1速だとスロットルオフ時のエンジンブレーキがバランスを崩す原因となっちゃうんですよねえ
一本橋に対してバイクは真っ直ぐに!
助走も短く、かつ助走の段階から丸太に対してまっすぐではない。これでは丸太に前輪が乗っても後輪がずれて、曲がって乗ってしまい、丸太の上で修正をしないと脱輪してしまう。
また目線も丸太に乗る前輪を見てしまい、ふらつく原因に。丸太に乗る前から視線を出口に向けているのは、丸太には乗れる前提でチャレンジしているからだ。



助走、視線、スピードを見直して苦手な一本橋丸太に挑戦したヒカルさん。1本目の丸太はクリア! 2本目の終盤で脱落したが、前後輪を丸太に乗せることすらできなかった彼女には快挙!! 一本橋で養うバランスはトライアルはもちろん、モトクロスやエンデューロ、ダート林道ツーリングでの轍などでも絶対役立つので、ことあるごとに練習を重ねたい。

