武田信玄の足跡をたどる!山梨・甲府で楽しむ歴史×バイクの聖地巡礼カブツーリング

山梨県は戦国武将・武田信玄ゆかりの地をバイクで走って味わえる、歴史ロマンあふれる聖地巡礼ツーリングへ出かけよう

■ カブonly 19
写真:徳永茂 文:栗栖国安

山梨といえば武田信玄の名所が各地にある

甲斐の国(山梨県)といえばやはり、戦国武将の武田信玄がまず思い浮かぶ。県内各地に信玄ゆかりの名所があるので武田信玄の聖地巡礼をしてみることにした。向かったのは信玄堤。釜無川と御勅使川の合流するところに治水のための堤防を築いた。これが信玄堤だ。付近は公園に整備されていて桜の名所にもなっている。

甲府市内へと走り、次に向かったのは武田神社。その名のとおり、武田信玄を御祭神として祀った神社で、甲斐の国の守護神であると同時に、勝運のご利益があるとされている。もちろん甲府随一の観光名所としてもにぎわっている。そしてもう1ヶ所の武田信玄ゆかりの古刹が甲斐善光寺だ。信玄が川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558年)に御本尊善光寺如来像をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まるとある。こうして信玄ゆかりの名所を巡ったことでさらに、ツーリングらしさを味わったのである。聖地巡礼にふさわしいツーリングになったんじゃないかと自画自賛した次第だ。

釜無川は支流の御勅使川とともに甲府盆地西部に水害をもたらしていた。そうした水害から領地を守るため、戦国時代から江戸時代初期に信玄堤が築造された。現在は公園として整備されていて、春には桜の名所としてにぎわう。また堤防の安全を祈念するため、竜王河原宿において御幸祭が実施されている

ツーリングでぜひ訪れたい場所のひとつがサントリー登美の丘ワイナリーだ。もちろんワインの試飲はできないが、甲府盆地を眼下に富士山を遠望する風景は一見の価値がある

武田信玄によって開基された甲斐善光寺。本堂は長野善光寺に
酷似している。観光客が少なくゆったり参拝できる
甲府の名所といえばまず思い浮かぶのが、戦国武将武田信玄を御祭神とした祀った武田神社だ。訪れる観光客や参拝者でいつもにぎわっている

甲州名物のひとつがほうとうだ。農水省の「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれている。『小作』はほうとうの名店だ

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