
淡路島ツーリング!サンセットラインで生サワラ丼!
淡路島の春は、サワラで始まる――。ライダーにも人気の絶景&グルメスポット・淡路島で、いま話題の「生サワラ丼」を堪能!旬の味覚をバイクで訪ねて巡る、美味しくて美しい旅をご紹介します。
人気のツーリングスポット淡路島
淡路島はライダーに人気のツーリングスポットとしてもあまりにも有名。関西圏、特に阪神間からのアクセスは抜群で渋滞さえなければ1時間かからず到着できる場合がほとんどです。
私も大好きな島。なんてったってゴハンが美味しすぎるしね!その昔は御食国として朝廷へと食材を献上していたというのだから由緒としても折り紙付きです。

五色町を有する淡路島の西海岸にはサンセットライン(県道31号)と呼ばれる絶好の夕陽スポットもありますから、お出かけの際にはぜひ瀬戸内に沈む真っ赤な夕陽もご堪能くださいね。ああ~、淡路島に2、3日プラッと出かけたくなっちゃった!
なお、現在は生サワラ丼が大好評につき品切れの場合もあるのだとか。お出かけの際は必ずご確認のうえ、お出かけ下さいね。
春告げ魚として愛されているサワラ
春告げ魚(はるつげうお)という言葉を聞いた事はありますか?これは文字通り春の訪れを教えてくれる春が旬のお魚のこと。
兵庫・神戸に生まれ育った私にとってはイカナゴがそれで、昼網で上がったイカナゴを佃煮にする甘辛い香ばしい香りが近所に漂うと、子供心にさえ旬の到来を感じさせてくれたものです。
鰆の西京焼は上品でありながらも抜群のゴハンのお供。しかし旬のお魚をより深く味わうには……、そら刺身やろ!というわけで数々のご当地グルメブームに火を付けてきた淡路島が、今度は「生サワラ丼」なるメニューを展開していると聞きつけ、タモン行ってまいりました。
昔から漁師メシとして愛されいた生サワラ丼

さてその生サワラ丼が食べられるのが淡路島の西海岸、五色町のエリア。足がはやい(傷みやすい)ことでも知られるサワラですから尚のこと貴重な食材なのですが、鰆漁が行われている五色町の地域では昔から漁師メシとして愛されていたんだそうです。
「生サワラ丼マップ」を参考に私がお邪魔したのは料理旅館の川長さん。
(こちらは前日までの予約が必須ですのでご注意を)


その丼の中身は見てるだけで「美味しい」一杯!

待ちかねたその丼の中身は、山桜のような鮮やかなピンクに染まったサワラと、ワカメ、玉ねぎ、キュウリ、大葉などの見るに鮮やかな薬味との抜群のコントラスト!うーん!食べる前から見てるだけで「美味しい」一杯!
口に入れた瞬間にふわっとした口触りと後味だけを残してサラッと溶けるサワラ。これがまた品があるお味なんです。こちらのサワラは柚子酢で締めたタタキで、柑橘好きの私としてはますますたまらんワザの効いた旨さ。
大きくすくって一口がばっと頬張れば、みりんや醤油で作られた甘めのタレと、酢飯とサワラの酸味、そして薬味の爽やかな刺激が相まって、丼もののカジュアルさを越えた美味しさです!