
次々に変わりゆく景色がSSTRの醍醐味|SSTR2025実走レポート②
静岡・清水を出発し、雨の中を走り抜けたSSTR体験記!道の駅めぐりや仲間との合流、そして突然発表された絶景棚田ボーナスポイント——初参加でも感動満載の一日をレポートします
BikeJIN vol.270 8月号
写真/逢坂聡 文/編集部
曇天と雨の中でも変化する美しい風景に癒やされて
今回の出発地点に選んだのは、静岡県清水市にある〝クア・アンド・ホテル 駿河健康ランド〞。このホテルでは、SSTR参加ライダーに向けてスタート専用エリアを設けたり、割引サービスがあったりとホスピタリティ十分。当日の朝は若干の肌寒さを感じる気温で、予報どおりあいにくの曇り空。日の出を拝むことはできませんでしたが、ホテルが用意してくれた軽食やコーヒーを飲みながら、同行する安田さんとルートの最終確認。インカムの通話テストもして、日の出時刻の4時44分に多くのSSTRライダーとともに、出発しました。
[04:44] クア・アンド・ホテル駿河健康ランド


静岡県静岡市清水区興津東町1234
TEL054‑369‑6111
https://www.kur-hotel.co.jp/suruga/
宿泊料金:6300円〜(素泊まり)

SSTRのゴールミッションをクリアするには、道中で道の駅やSA・PAなどに立ち寄って15ポイント以上獲得することが必要。効率良くポイントが取得できればそれだけ行程にも余裕が生まれる。
記念すべき最初のポイント獲得は、スタート地点から30分ほどの〝道の駅 宇津ノ谷峠〞。スマホでSSTRシステムを開き、GPS機能を使ってポイントを取得していきます。無事に初ポイントをゲット! さらに道の駅掛川でもポイントを獲得。ここは1カ所以上立ち寄るミッションとなっている〝指定道の駅〞となっているので、それも達成。この日は開催期間の初日ということもあって、道中では、多くのSSTRステッカーを貼ったバイクとすれ違います。あらためて、その規模と多くのライダーに愛されていることを実感します。
[05:18] 道の駅宇津ノ谷峠

[05:54] 道の駅 掛川



指定道の駅となっている大型休憩地点。到着したころには、すでに多くのSSTRライダーが。バイクの駐輪スペースも広いので、過ごしやすい。ここではせっかくなので、道の駅スタンプも押してみました。SSTRリストバンドを提示すればソフトクリームが50円割引になるサービス
[07:55] NEOPASA岡崎

海岸沿いから山間部、さらにはお茶畑に囲まれた風景など、次々に変わる景色を楽しみながら走り続けます。スタートから4時間半ほどで、5つめの目的地〝道の駅 みのかも〞に到着。事前に立てた計画から少し遅れているものの、ここまでは順調。
[09:14] 美濃加茂SA

里山公園の足湯・露天風呂が併設されていて、長距離ツーリングの疲れを癒してくれる絶好のライダー休憩スポット。残念ながらこの日はポイント取得のみ
[09:26] 道の駅 みのかも

敷地内に大型公園があり、山と清流に囲まれた道の駅みのかも。バイク専用駐輪スペースもあり、カフェなどの飲食店も充実している
休憩しながら「……無事にゴールしたら美味しい海鮮が食べたいな」などと考えていたら、ここでついにぽつりぽつりと雨が! 急いでレインパンツを履いて、再び高速に乗って郡上方面へと向かいます。「なんとか止まないかなぁ」という希望とは裏腹に雨足は徐々に強まっていき、奥美濃周辺の山間部を走るころにはとうとう本降りに。気温も下がって走行風も冷たくなってきた頃、郡上八幡の〝道の駅 古今伝授の里やまと〞に到着。ここで関西方面から出発していた、佐藤さん、山本さんと合流し、午後からは4人でのツーリングになります。早めの昼食をとりながら、それぞれの近況やこれから走るルートについて話していると少し雨が弱まってきた様子。
[11:11] 道の駅古今伝授の里やまと


屋根付きバイク駐車があり、無料足湯や本格温泉もある大型施設。やまびこロードを走るライダーの拠点として便利なスポット。レトロな綿菓子の自販機を発見!(笑)
大阪出発チームと合流!
佐藤さんは兵庫、山本さんは大阪から出発。道中SA やPA スポットに立ち寄っていて、のこの時点で20ポイント以上獲得済み。全員がSENA製のインカムを装着していたのでスムーズに接続


インカムで4人でのグループ通話を設定して、再び千里浜へ向かって再び出発! 次は当日にSSTR運営委員会から発表されたびっくりボーナスポイント〝正ケ洞の棚田展望地〞へ。ここは日本の棚田100選にも選ばれた歴史深い石積みの棚田が山間に広がる絶景スポット。雨が降る中でも、日本の原風景が広がる迫力のある景色を感じられました。
[12:48] 正ケ洞棚田展望地
