
汗まみれのまま放置はNG!アフターケアのコツ|ライダーエチケット・定期手入れ
夏のツーリングは気持ちいいけれど、汗を吸ったヘルメットやウエアを放置すると、においと劣化の原因に。次のライドを爽快にするためにも、帰宅後のひと手間がとても大切。簡単にできるケア方法をご紹介!
BikeJIN vol.270 8月号
文/編集部
快適な次のライドは“帰宅後”に始まっている
夏のツーリング後、汗を吸ったヘルメットの内装やウエアをそのままにしておくと、においが染みつき、次回のライドが台無しになることも。帰宅後はなるべく早くインナー類を取り外して風通しの良い場所で乾かし、必要に応じて消臭スプレーや中性洗剤でケアしよう。ジャケットやグローブ、ブーツも同様に湿気を取って清潔を保つことが大切。気持ちよく走るための秘訣は、走ったあとのこまめな手入れにある。

※6年間洗わずにいたヘルメットの汚れ具合
【Point 1】意外とカンタン!洗い方は4ステップ
①水を張って中性洗剤を入れる

洗面器に内装が浸かる程度のぬるま湯を張って、衣類用の中性洗剤を適量入れてしっかりと溶かしておく
②水に浸してもみ洗い

外した内装パッドを洗剤液に沈めて、指の腹で優しくもみ洗いして汚れを落としていく
③水分をタオルで吸い取る

汚れが落ちたら軽く水気を切ったあと、乾いたタオルで包み、水分をよく吸わせる
④風通しのいいところで陰干し

直射日光は避けて、風通しの良い日陰でじっくり干す。完全に乾いたら内装をヘルメットに取り付ける
【Point 2】洗濯機で洗うときはネットに入れる

洗濯機で洗う場合は、内装をネットに入れて弱水流や手洗いモードを選ぶこと。脱水は短時間にとどめて、乾燥機は使用せずに乾かす際は風通しの良い日陰で自然乾燥がおすすめ。型崩れや劣化を防ぐためにも、やさしい扱いが基本だ
【Point 3】取り外しができないタイプは押し洗い&もみ洗い

内装が外せないタイプのヘルメットを洗濯する場合は、押し洗いやもみ洗いで汚れを取り除いていく手順。内装が完全に濡れてしまい、外すこともできないので風通しのいい場所でしっかりと乾かしておこう