
北海道絶景ツーリングプラン4選
全国各地で絶景が楽しめるニッポン。今回はその中から北海道エリアから4ルートを厳選!ここでは各エリアの快走ロードとオススメの立ち寄りスポットを掲載。これらの道とスポットをベースにして自分だけの絶景ルートを組み立てよう!
BikeJIN vol.269 7月号
文/田宮徹
①ニセコ


ニセコパノラマライン
カーブが緩く道幅が広い峠道が30㎞ほど続き、ニセコ側から約600m、岩内側から約800mを緩やかに上る。ピークは標高約830mのチセヌプリ峠で、ニセコ側では遠くに羊蹄山やニセコ連山、岩内側に下れば眼下に海。白樺林も美しい。

黄金温泉
お湯は、近年大人気のいわゆる炭酸泉。しかも、炭酸含有量がかなり豊富なのに湯温が高めだ。露天風呂からはニセコ連山などを遠望できる
②富良野・美瑛


ジェットコースターの路
かみふらの八景のひとつ。丘陵地帯に広がる農地の間を、ジェットコースターのようにアップダウンが連続する約4.3㎞の直線道路が貫く。中間付近に、一時停止が必要な交差点があるので注意。道そのものも絵になるが、農地の奥に望む十勝岳なども美しい。

青い池
美瑛川左岸の砂防堰堤に湛水した水が溜まった人造池。白樺などが立ち枯れ、青い水と幻想的風景をつくる。水が青いのは、水酸化アルミニウムが含まれた湧水が混ざるため
③稚内


宗谷丘陵(シェルロード)
標高20〜400m程度のなだらかな宗谷丘陵には、北海道の名産で
あるホタテの貝殻を砕いて、未舗装路に敷いた細道が待つ。足元の白、周囲を包む丘陵の緑、それらを囲む海と空の青が、映画の世界に迷い込んだかのような絶景を形成。今では観光客にもすっかり大人気に。

稚内港北防波堤ドーム
道路や鉄道を波の飛沫から守るため、1931 〜1936 年に建設された防波堤。古代ローマ建築を思わせる太い円柱となだらかな曲線の回廊は、北海道遺産にも選定されている
④十勝


三国峠(国道273号)
国道273号の上川町と上士幌町を結ぶ区間は糠平国道と呼ばれ、その途中に道内国道最高地点となる標高1139mの三国峠がある。峠周辺には広大な原生林が広がり、その奥に大雪の山々を眺望可能。峠の南側に架かる松見大橋は、橋上からの絶景と橋の構造美で知られる。

タウシュベツ川橋梁
展望台
現存する旧国鉄士幌線コンクリート製アーチ橋の代表格。ダムの水量が少ない春夏だけ、その姿を拝める。目の前で見るには事前の予約が必要