
好きなものに囲まれた心が安らぐ空間ですね|憧れのガレージライフ拝見!
イナバ、ヨドコウ、タクボの大手をはじめ多くのメーカーがリリースするガレージは、タイパ&コスパに優れると年々注目を集める。アイデア次第で単なるバイク置き場からバイクライフの拠点へ変身する
■ BikeJIN vol.275 2026年1月号
地元愛から選んだヨドコウのガレージ!
一口にガレージと言ってもビルドインからレンタルガレージまでさまざまなタイプがある。最近では、イナバやタクボなどのいわゆる大手物置メーカーがリリースするガレージも注目されている。今回紹介する福森さんは、そんなメーカーの一つ「ヨドコウ」がリリースするガレージを使ってバイクライフを満喫しているオーナーだ。
「それまで貸しガレージに軽自動車とハーレーを留めていたんですが、解約することになって。バイクの置き場に悩んでいた時、更地のいい場所が近所にあったんです。それがココなんです」
約16坪の更地。当初は敷地面積いっぱいのガレージの建設も考えたが、費用面、何より解約まで時間が無かった。そこで選択肢にあがったのが、メーカーのリリースするガレージであった。ちなみにヨドコウを選んだのは「大阪の会社」と言う地元愛からだそうだ。


メーカーがリリースするガレージには大きく分けて2通りある。いわゆる物置のように置くだけの非固定タイプと、福森さんのよう施工を伴う固定式タイプ。じつは固定式タイプの場合は原則、建築申請等が必要となる。この申請がややこしいそうで、施工などを含めて素人には少しハードルが高い代物。完成後は固定資産税も発生する。
「建築申請も含めてすべて建築会社にやってもらいまし た。ガレージ本体は60〜70万円ほどでしたが、舗装、申請の手続きも含めて、最終的は160〜170円ほどかかったと思います」と、予想外の費用がかかってしまった。これをカバーするのは、やはりDIYだ。
もともと几帳面な性格だと言う福森さん。細かな寸法を図り、内壁は断熱材を挟んで木材で施工。床のタイルに関してはベランダ用のタイルを敷き詰めている。ガレージ関係の本やインターネット、また既にガレージを所有しているオーナーのアドバイスを取り入れて、内装に関してはほぼ自らが施工している。
「今後のガレージの計画ですか?う〜ん、物が増え過ぎまして」と、ガレージが完成してからバイクも一気に5台に増えた福森さん。工具やパーツなどのバイク用品以外にも、趣味の私物がガレージ内を侵食していく。几帳面な福森さんでさえ〝ガレージあるある〞の例外ではないようだ。
使い方も自由!余裕ある屋外スペース


約53㎡の敷地面積に、約15㎡にヨドコウのガレージを設置。屋外部分は、クルマやテーブルなどを置き、自由空間として利用している。ガレージ裏側にはDIYの花壇もある
築年数‥‥約8年
面積‥‥‥約15㎡(敷地面積約53㎡)
費用‥‥‥約160万円(土地代除く)
所有車両‥スポーツスター883、モンキー、モンキー125、グロム、カブ
追加オプションもOK!

ヨドコウの場合、ベースのガレージにさまざまなオプションを追加できる。福森さんはハイルーフにして、小窓とシャッターカバーを追加。ちなみにシャッターカバーが無いと、シャッターを開けた際に雨水などがガレージ内に飛び散るそうなのでオススメのオプションだそうだ
本を読んだり2〜3時間は滞在しますね

自宅からすぐの場所にあるガレージには、仕事の関係などもあって、週に2〜3回ほど訪れるという福森さん。ガレージには冷暖房はもちろん冷蔵庫などもあって快適そのもの。一度ガレージに来ると、本を読んだり、お気に入りのモンキーをイジったりなど軽く2〜3時間は滞在するそうだ
Check Point

①昼間などの滞在時には、シャッターを閉めずにタテスを吊るして、外光を取り入れている。このタテスも自分でサイズなどを測って自作している

②床はホームセンターでベランダ用のタイルを購入して設置。バイクを置くスペースには軽トラックの荷台のゴムマットを敷いている

③入口の床の部分には、あえて数センチの段差を設けている。ここがフラットだとシャッターと床の隙間から砂埃などがガレージ内に入ってくるそうだ

