[エンジンがかからない!]キャブ車の場合は燃料コックの位置を確認

ガソリンは残っているのに、なぜかエンジンがかからない──。実はそれ、「ガス欠症状」かもしれません。キャブレター車特有の現象と、その対処法を解説します

タイミング次第のレアケースだが……

本当に「ガス欠」しているなら問題外だが、キャブレター車の場合は、たまたま「ガス欠症状」が起きている可能性もある。たとえば、ガソリンが減ってきて燃料コックをONからリザーブに切替える直前のタイミング(ガス欠でエンジンが止まってはいない状態)でエンジンを止めた場合、次に始動しようとすると、ガス欠でエンジンがかからなくなることがあるのだ。

そんな時は燃料コックをリザーブにすれば始動できる。ただしコレは、つい最近まで走っていた場合のレアケース。ちなみに、燃料コックを持たないインジェクション車の場合は、このパターンのガス欠症状は起こらない。

他にも、燃料が残っているのに始動できない(ガソリンがキャブやインジェクションに送られない)ケースはあるが、コレは本当の故障だ。下に写真と確認方法掲載するので、トラブルの際には参考にして欲しい。

キャブ車は燃料コックの位置を確認

まずはコックの位置がOFFになっていないか確認。ガソリンの残量が少ないようならRES(リザーブ)に切り替える。コックにPRIがある場合は、その位置でも試してみよう。

インジェクション車は燃料コックがない

バッテリーを車体に固定しているゴムバンド(車種によって方式は異なる)を外す。バッテリーは重いので、落としてバッテリーや周囲の部品を損傷しないように気をつけながら取外す。

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