手ぶらで北海道ツーリング! テクニクスのレンタルバイク【道東の林道天国をレンタルバイクで遊びつくそう!】

オフロードライダーなら一度は憧れる、北海道のどこまでも続くダート林道。本州からだとフェリーで渡航して、1日、2日は移動日にとられてしまう。でもテクニクスが展開するレンタルバイク「Moto-Technix」なら釧路空港から20分、店舗から道東の林道まで10分と、朝の便で来て夜の便で帰れば、日帰り北海道ツーリングも夢ではないのだ。

PHOTO/J.Arata アラタジュン TEXT/H.Kishizawa 岸澤秀夫
取材協力/Moto-Technix 〒085-0215 北海道釧路市阿寒町中央3-1-31 TEL:0154-64-7618
https://www.moto-technix.jp/

手ぶらで日帰り北海道ツーリングも可

北海道までの所要時間はフェリーで最も短い区間の青森〜函館で3時間半、バイクと一番安い船室を合わせて5000円程度。ただし、関東近郊から青森までの高速道路代金は1万円オーバー、燃料代は7000円弱。つまり羽田から釧路空港(たんちょう釧路空港)までの費用と大差がなく、目的地までの時間が大幅に短縮できるのが飛行機&レンタルバイクのツーリング! あれ? どこかで聞いたことのあるCMコピーだ(笑)。

行き届いた整備で安心のMoto-Technixレンタル車両ラインナップ。オン/オフ共にテクニクスのTGR、ナイトロンなどのサスペンションチューニングが施されサスペンションチューニングを体感できるのも特徴だ

実際、本誌岸澤もここ数年の北海道ツーリングは飛行機&レンタルバイクだ。

ただ、大抵のレンタルバイクは未舗装路、すなわちダート林道の走行は禁止されている。今回利用したMoto-Technixバイクレンタルのオフロードバイクは、テクニクスが運営しているだけあり、全てのバイクにサスペンションチューニングが施されている。

ヘルメット、オフロードジャージ、パンツ、オフロードブーツのレンタルは各3,300円(税込)。グローブ、プロテクター類は各1,100円(税込)でレンタルできる。オンロードのウェア、装備もレンタルできるので、日毎にオンロードバイク、オフロードバイクのレンタルを楽しんでみてはいかがだろうか? スマホホルダー、ツーリングネット、は無料貸し出し! 予め愛用のギアをMoto-Technix釧路店に発送ることも可能だ

快適仕様のサスペンションでツーリングができるのは勿論、なんと! ダート林道の走行も可能! いや、積極的に走ってほしいからこそ、ダート林道の宝庫・釧路に店舗を構えていると言っても過言ではない。釧路空港からMoto-Technixまで送迎付き、しかも空港から20分という好立地だ。

高校生の時に行った北海道ツーリング以来、魅力にはまったTechnix井上社長。Moto-Technixでは2名以上のグループでレンタルバイクの利用で、初心者でも走れる林道を案内する「スタッフガイド付き林道ツーリング」も開催

Kawasaki KLX230

テクニクスサスペンションチューニングが施されたKawasaki KLX230。足付きも良く取り回しも良いのでダート林道でも気負わず大自然を満喫できる。レンタル車にはSP忠男の「気持ちイー!」POWERBOX装着済み

YAMAHA WR250R

絶版車で名車のYAMAHA WR250Rもレンタル車で用意。テクニクスサスペンションチューニングとハイエンドトレールの相性も良く、ダート林道は勿論、アスファルトのワインディングでも軽快そのもの! 他にHonda CRF250/150Lもラインナップ

Moto-Technixのレンタルで“濃密&快適”な冒険を

北海道・道東での林道ツーリングのハードルを大きく下げてくれるのが、レンタルバイクサービス「Moto-Technix」だ。

前ページでも紹介した通り、本州からバイクで向かう場合、青森〜函館フェリーを使うとしても、高速道路の長距離移動や燃料代は避けられない。さらに函館から道東まではかなりの距離がある。ピークシーズンには新潟港・大洗港(茨城)・仙台港からのフェリーは予約困難となり、しかも船中泊が必要だ。

愛車で走りたい気持ちもあるが、整備が行き届き、しかもサスペンションチューニングが施されたバイクを借りられるのなら、選択肢はレンタル一択。飛行機での移動が可能なため、装具をあらかじめMoto-Technixに送ることもできるし、ヘルメットからブーツまでのフル装備レンタルも用意されている。

普通のレンタルバイクは林道走行不可だが、Moto-Technixのオフロードバイクはダート林道走行もOK! また同じグループで異なる車両を借りている場合、乗り換え、交換もオッケーなのだ。今回はWR250R、KLX230を交互に乗りました

なかでもMoto-Technix釧路店は、釧路湿原国立公園や阿寒摩周国立公園へのアクセスが抜群。市街地の混雑を避け、いきなりツーリング気分に浸れる立地だ。

実際に現地を訪れて圧倒されたのは、釧路湿原周辺の林道や未舗装路の多さ。全長11kmのロングダートを皮切りに、スーパーロングダートを堪能できるルートもある。取材初日はあいにくの曇りときどき雨だったが、それすら「道東・釧路らしい」と感じさせてくれる独特の雰囲気があった。

2日目は姉妹誌『単車倶楽部』の取材としてオンロードバイクをレンタルし、阿寒摩周国立公園を走行。一転して快晴となり、普段は霧に包まれる摩周湖がその神秘的な青――通称「摩周ブルー」を惜しげもなく見せてくれた。

日本最大の湿原、釧路湿原国立公園の周囲は広大で長いオフロードで移動。地平の彼方まで続く湿原に感動。途中蝦夷鹿にも出会えた

朝に釧路入りして、1日目はオフロード、2日目はオンロードでのツーリング。そして夜の便で帰宅。そんな旅程も十分可能だ。

とはいえ、本誌としてはやはり林道ツーリングを強くおすすめしたい。Moto-Technixでは2名以上のグループ利用で、アテンダント付きの「スタッフガイド付き林道ツーリング」も提供予定。さらに、ラリースト三橋淳さんとテクニクス井上社長が定期的に釧路周辺の林道を探索し、ガイドルートをアップデートしている点も見逃せない。

釧路湿原国立公園周辺だけでも走り尽くせないほどの林道がある。釧路空港、Moto-Technix釧路店を拠点にして、一泊二日なら知床や網走、道央へのツーリングを堪能できる

どんなテーマパークよりも“自然のリアル”が味わえる道東の林道ツーリング。Moto-Technixを活用すれば、時間も体力も節約しつつ、濃密な体験が待っている。

Moto-Technixレンタルプラン

Aクラス:原付、125㏄未満

8時間24時間以降1日毎延長1時間
14,300円22,000円14,300円2,200円

Bクラス:軽二輪 126~250cc未満

8時間24時間以降1日毎延長1時間
17,600円25,300円17,600円2,750円

Cクラス:小型二輪(ミドル) 251~800cc未満

8時間24時間以降1日毎延長1時間
22,000円30,800円22,000円2,200円

Dクラス:小型二輪(ビッグ) 801cc~

8時間24時間以降1日毎延長1時間
24,200円33,000円24,200円3,630円

★基本料金に含まれる保険
対人賠償:1事故につき無制限
対物賠償:1,000万円 (1事故につき|免責5万円)
搭乗者障害:500万円 (死亡または後遺障害のみ| 原付を除く)
※付帯サービス
レッカーサービス(24時間 365日対応、30万円までのレッカー搬送費を補償)
クイック修理サービス(ガス欠mバッテリージャンプ作業)
※万が一の店頭や事故による修理費に伴う車輌補償(保険)も加入可能

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