
各部をアップデートし見出した「剛質美」|HONDA・CT125(JA65)
CT125ハンターカブを倒立フォークやボアアップで徹底カスタム。実用性と美観を兼ね備えた究極の一台を紹介!
■ モトモトvol.271 8月号
黄×金×黒で極上の「統一感」を
登場して約5年経ったCT125ハンターカブも色々なパーツメーカーから様々なカスタムパーツがリリースされてきました。そんな中、先日オーヴァーレーシングからまさかな発想でリリースされた倒立フォーク用ステムキットをなんと既に組み込んでしまっているんです。それもオーナーの理想のカラーに揃えるためにグロムの純正ゴールドのフロントフォークにオーリンズ製ダンピングキットまで組み込んで……。
見所は前周りだけではありません、純正カラーがシルバーなエンジンも武川製ボアアップキットやマニュアル化するハイドロクラッチコンバージョンキットを自身で組み込む際にケースやシリンダーなどをブラックアウト、前後キャリパーのロゴなども塗り分けし、全くの隙を見せない作り込みに。プラモで培った器用さでやり切ったのだろう。また、RCB製アルミリムを組む際にスポークを張る作業があったため、CT125のプラモデルにて一度スポークを張る練習をしてから挑んだというのだからすごい!
元々MTXを乗っていたこともあり(仮面ライダークウガに登場するマシンを自身でFRP成形してトライチェイサー化)オフロードバイクを意識しつつも、配色やバランスを器用に組み合わせて作り込んだ。
見た目だけではなく、実用性を加味したカスタムなので滋賀や岐阜などで開催される自宅から少し距離のあるカブミーティングでも自走での参加がへっちゃらなのだ。


武川製44Vヘッドを使用した145ccキットを使用。ケース類は組込みの際にガンコート/ウレタン塗装でブラックアウトに焼き付けはオーブントースターにて。メリハリがキッチリ出てなんともしまったエンジン周りに

RCB製2.50のアルミリムに前後SHINKO製SR244(4.60−17)を履き大迫力の足元に。トレールマシンのようなシルエットに
OVER製倒立フォーク用ステムキットを組み込み、グロム用純正フォークにオーリンズ製ダンピングキットがインストール済み!


滋賀や岐阜などのカブミーティングに行っているということもあり、長距離のツーリングにも対応できるBOXを装着。DEWALT製ツールボックスはタフさ&防水にも抜け目なし

ZETA製EXPLORERハンドルバーの周りにはまとめられた計器類。世界的ビルダー46worksとコラボしたナポレオン製N A-018のセンスはGOOD



ブレーキ周りはブレンボで固めている。コーケン製エヴァテックF260mm/R220mmのローター、前後片押し2POTキャリパー。スイングアームはオフ車テイストを崩さずにOVER製Type6をブラックガンコートを施して装着。リアサスはフロント同様オーリンズ製でHO029サスをチョイス
カスタムスペック
145cc/SP武川製スーパーヘッド4V
+Rコンボキット/ハイドロクラッチコンバージョンキット
FIコンTYPE-X
ビッグスロットルボディキット/キタコ製5枚クラッチディスクキット/OVER製倒立フォークステムキット
スイングアームType6/オーリンズ製フロントフォークダンピングキット FDK112
HO029リアショックアブソーバー/ブレンボ製前後2POTキャリパー/SHIFTUP製オイルクーラー/SHINKO製前後SR244_4.60-17/RCB製アルミリム2.50-17/グロム純正フロントフォーク/etc.
GARAGE



今回取材で訪れたご自宅にはロフト付きガレージ。奥にはVT250F、モンキー125、シャリーそして大量のプラモデルが鎮座。男のロマンが詰まりに詰まった最高の空間だ