中国・四国エリア絶景ツーリングプラン5選

全国各地で絶景が楽しめるニッポン。今回はその中から中国・四国エリアから5ルートを厳選!ここでは各エリアの快走ロードとオススメの立ち寄りスポットを掲載。これらの道とスポットをベースにして自分だけの絶景ルートを組み立てよう!

BikeJIN vol.269 7月号
文/田宮徹

①倉敷 [岡山県]

鷲羽山スカイライン
鷲羽山にアクセスする観光道路として建設。一般的なスカイラインとは眺望や周辺環境が異質で、この道から楽しめる風景は水島コンビナートや児島の市街、あるいは瀬戸大橋だ。そのためこの道は、夜景スポットとしても人気を集める。

倉敷美観地区
白壁の蔵屋敷やなまこ壁、柳並木など、倉敷川沿いに趣あるレトロモダンな景観が残された観光地。町屋を改装したカフェ、倉敷ブランドを取り揃えたショップなどが並ぶ

②芸予諸島 [広島県・愛媛県]

しまなみ海道
広島県尾道市から向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島および付随する小さな島をつなぎ、愛媛県今治市に至る。複数の海峡を計11本の橋梁で越え、橋上が絶景ポイントとなる。ルートを外れてゆっくり島巡りするのもオススメ。

亀老山展望公園
大島南端の標高約300mにある隈研吾設計のパノラマ展望台からは、来島海峡大橋と来島海峡、ときには西日本最高峰の石鎚山を眺望できる。今治市街の夜景も必見

③出雲 [島根県]

奥出雲おろちループ(国道314号)
国道314号の途中に、105mの高低差を解消するために建設された、大小11の橋と3つのトンネルから成る日本最大規模の二重ループ方式道路。深い森の中に、道がとぐろを巻く。最高地点にある赤い三井野大橋もフォトジェニックだ。

石見銀山
’07年にアジアの鉱山遺跡で初めて世界遺産に。歴史ある趣深い町並みには今も人々が暮らし、江戸時代に開発された坑道の龍源寺間歩では、当時の雰囲気を感じられる

④下関 [山口県]

角島大橋
本州本土と角島を結ぶ通行無料の離島架橋は、全長1780mのうち本土側はまっすく延び、角島側では緩やかにアップダウンしながら弧を描く。角島側を除いて橋脚が低いため、光輝く海との距離は近い。橋そのものがもつ造形美も魅力だ。

唐戸市場
フグはもちろん、タイやハマチの市場としても有名。地元漁師が直接販売する、地方卸売市場としては全国的に珍しい販売形態だ。毎週末と祝日には飲食イベントも開催

⑤讃岐 [香川県]

五色台スカイライン
五色台という地名の由来となった紅峰、黄ノ峰、黒峰、青峰、白峰が並ぶ溶岩台地を南北方向に走るルートで、北上すると終盤は瀬戸内海を眺望しながらライディングできる。沿線の大崎山園地や五色台展望台も絶景ビュースポットだ。

金刀比羅宮
「こんぴらさん」と呼ばれて多くの人に親しまれる。表参道から御本宮までの石段は785 段で、片道30分ほどの行程。古来から海の神様としても信仰を集めてきた

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