
マスツーリング先導ライダーの5つの心得|ツーリング成功マニュアル
グループツーリングでスムーズに先導できるのは上級者ライダーの証。後ろに続くライダーの不安を取り除く計画・走行を心がけよう
互いに気遣うことが成功への第一歩
自分のために自由に走ることができるソロツーリングと、複数人で出かけるグループツーリングの場合では、注意すべきポイントが違ってきます。そこにあるのはライダー同士の経験や意識、車両性能の違いなど原因は様々。
大事なのは、〝先導するライダー〞が〝後ろに続くライダー〞の気持ちにどこまで寄り添ってあげることができるか。例えば後続ライダーがビギナーの場合、「先導ライダーに絶対に置いて行かれないようにしないと」と、ついていくだけで精一杯。そこには余裕なんてまったくと言っていいほどなく、そのままツーリングを続けていても、周囲の景色や走りを楽しむことなどできません。それどころか、無心で走り続けるがあまりに適切な休憩をとることができずに、ただ疲れだけが残るツーリングとなってしまいかねません。
まず大事なのは計画。同行するライダーにとって無理のない目的地、ルートを設定しましょう。走行中も、後ろを走るライダーの無理のないペースで。休憩の際も広い駐輪スペースがある場所だと安心です。
後続ライダーとなる場合も、事前に行程を把握しておく、先導ライダーの死角に入らないなど、スムーズなツーリングのために抑えておきたいポイントを覚えておきましょう。重要なのは、決して無理をしないこと。もしも先導車とはぐれてしまうようなことがあっても一度バイクを停めて携帯電話などで連絡を取り合って再度合流すればいいだけ。落ち着いて対処しましょう。「もうこの人とは走りたくない……」と思われてしまわないように、先導も後ろにつく場合も、お互いに気遣うことがツーリング成功のための第一歩!
【POINT1】無理のない計画を立てる

【POINT2】目的地・ルート・所要時間・集合場所を事前に伝える
目的地・ルート・所要時間・集合場所といった情報は、事前にしっかり共有することが基本。特に初心者にとっては、全体の流れがわかるだけでも安心感がまったく違います。地図アプリなどを使って、具体的に計画を伝えておきましょう。情報の共有が、楽しくスムーズなツーリングにつながります
【POINT3】走行中はビギナーに合わせる

【POINT4】休憩は止めやすい場所を選ぶ

【POINT5】気づかい上手=先導上手
