“ちょっとそこまで”の距離がつい伸びる極上の乗りやすさ|ヤマハ・XMAX ABS

通勤を「日課」から「楽しみ」へ。1週間の長期試乗で見えた、ヤマハXMAXの圧倒的な快適性とスポーティな走行性能をレポート

日常の景色を「スポーツ」に変える250ccスクーター

通勤や日常の移動を中心に、1週間ほどヤマハXMAXを実際に試してみた。結論から言えば、非常に走りやすく快適で、気づけばついつい走行距離が伸びてしまうようなスクーターだ。単なる移動手段としてではなく、バイクに乗る時間そのものが自然と楽しいものへと変わっていく感覚で走ることができる。通勤という日課でさえ、少し遠回りしたくなるほどだった。

まず印象的なのは、スクーターならではの扱いやすさだ。低重心で車体バランスがよく、渋滞や信号の多い市街地でもストレスを感じにくい。スロットル操作に対する反応は穏やかで、発進から低速域までがとてもスムーズ。ギクシャクする場面が少なく、右左折や車線変更も軽快にこなせる。混雑した道路でも安心して走れる点は、毎日使うバイクとして大きな魅力だ。

一方で、XMAXは快適性だけを重視したモデルではないこともすぐに実感できる。交差点やカーブではイメージどおりのラインで走りやすく、スクーターでありながら車体の剛性感が高い。足周りも安定している印象だ。そのため、流れの良い幹線道路ではスポーティな走り心地も味わえた。気持ちよく走れる場面が多く、ただ移動するだけでは終わらない楽しさがある。街乗り中心で使っていると、装備の充実度も改めて実感する。上下2画面構成のディスプレイは視認性が高く、速度や車両情報がひと目で把握できる。スマートフォンと連携すれば通知やナビの確認も可能で、ルートの確認はもちろん、帰宅途中にふと思い立って寄り道をしたくなったときにも便利だ。視線移動が少なく、安全面での安心感も高い。左ハンドルのスイッチで操作できる電動スクリーンの快適性は想像以上。

街中では低めに設定して広い視界を確保し、少し流れの速い道路ではスクリーンを上げるだけで、上半身に当たる風が大きく軽減される。スイッチひとつで調整できるため、走行状況に応じてこまめに使い分けられるのがありがたい。その結果、疲労が少なく、「もう少し走っていこうかな」という気持ちになる。

ラゲッジスペースの使い勝手も重要なポイントだ。シート下の収納スペースは十分な容量があり、日常で使うバッグなどはもちろん、ヘルメットやジャケットなどのツーリング装備も無理なく収まるサイズ。荷物を背負わずに済むのは大きなメリットで、スクーターとしての実用性がしっかり確保されていると感じた。

こうした街中での使いやすさから、「少し遠くまで走ってみたい」と思い、郊外へ、日帰りツーリングにも出かけてみた。市街地から郊外へと環境が変わっても、XMAXの安定感は変わらない。快適なライディングと充実した装備のおかげで疲れを感じにくく、気づくと予定よりもかなり走行距離が伸びていた。

スクーターならではの走りやすさと快適性をベースに、スポーティな走り心地も両立しているXMAX。通勤から街乗り、そして気軽なツーリングまで幅広く対応し、日常の延長線上で走る楽しさを感じさせてくれるモデルだと感じた。

YAMAHA XMAX ABS

価格:73万7000円
全長/全幅/全高:2180 ㎜/ 795 ㎜/ 1410 ㎜、1505 ㎜
シート高:795 ㎜
車両重量:183㎏
総排気量:249 ㎤
最高出力:17kW(23PS)/ 7000r/min
最大トルク:24N・m(2.4㎏ f・m)/ 5500r/min
燃料タンク容量:13L(無鉛レギュラーガソリン指定)

[ Impression ]

1 ツーリングでも快適な走破性
2 抜群の収納力
3 疲れにくい乗り心地

ツーリングギア一式が入る大容量収納スペース
シート下の収納スペースが大容量で、ヘルメット、ジャケット、グローブ、バッグなどの一式を入れることも可能。ツーリング中に買ったお土産なども余裕で収納できそう

スマートフォンとの連携機能でさらに利便性アップ!
専用アプリ「Y-Connect」でスマホと連携しメーターに通話着信やバッテリー残量などを表示可能。アプリ上で燃費管理や最終駐車位置確認ができる他、無料アプリ「Garmin StreetCross」と連携してナビ表示もできる

走行風からライダーを守る無段階調整電動スクリーン
フロントの電動スクリーンは100㎜の可動域で無段階に高さ調整が可能。左ハンドルにあるスイッチで簡単に操作できるので、走行中も変えられる。街乗りから高速巡航まで、走行風の影響を軽減して身体にかかる負担を抑えてくれる

視認性の良いオールインワン型ディスプレイ
右側に4.2インチカラーTFT+左側に3.2インチLCDの2画面構成で、視認性に優れたオールインワン型ディスプレイを採用。デジタルタコメーターの表示がユニーク

ツーリングでも快適便利なにより走りが気持ちいい
スロットルを回せば、力強く走り出しスイスイと進む印象。旋回もしやすく、軽快なハンドリング。高速走行時も安定感が高く、街中からツーリングまで幅広いシーンで快適に走ることができた

スポーティな走りを支えるリアサスペンション
硬さを調整できる5段階スプリングプリロードアジャスターし、良好なクッション性と接地感を実現。街中から高速走行まで軽快で安定した走り心地を提供し、快適性とスポーティさを両立している

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