
ヘルメット、工具、ブーツを1カ所に!賃貸OKな「ラブリコ」を使ったプチガレージ計画
ガレージを持ちたいけれど現実を考えると厳しい。そこで辿り着いた答えは“ガレージ感を味わえる収納”。自宅の片隅に自分だけのプチガレージをDIYしてみた。いつかガレージを所有する日を夢見て……
日常の一角がライダーの小基地に
「ガレージを持つ」それは多くのライダーにとって憧れそのものだ。僕、編集部ヤマキも当然そのひとり。だが現実には、土地の確保と予算という二大ハードルが立ちはだかり、〝いつかは自分のガレージ〞という願望は、なかなか現実味を帯びてこない。
とはいえバイクに乗り続ければ、ライディングギアはどんどん増える。気づけば玄関まわりはヘルメットやジャケットで散らかり放題。これでは出発前の準備もままならず、気分も上がらない。
そこで考えたのが、〝持てないなら作ればいい〞という発想の転換。ただ、ガレージを作るなんて大作業は難しいし、しかも、住まいは賃貸。壁に穴を開けずに完成させる必要がある。そこで辿りついたのが、突っ張り式で柱を立てられるDIYアイテム「ラブリコ」で〝プチガレージ(魅せる収納)〞をつくることだ。これなら家屋を傷つけず、好みのレイアウトにすることも可能だし、散らばるギアを1カ所に集約し、玄関の一角を自分だけの場所にできる。
限られた空間でもバイク愛を形にする、そんな小さな挑戦を始めてみることにした。
①収納したいバイク用品を整理する
・ヘルメット
・ジャケット(2~3着分くらい)
・グローブ
・鍵
・工具(オイル交換、マフラー交換に必要な日常メンテの工具)
・ブーツ
現状バイク用品はバラバラに保管……





→1カ所にまとめたい!
②スペースを探して採寸
自室やリビングなど設置場所の候補はさまざまだが今回はスペースと利便性を鑑みて玄関に決定!

自宅の玄関のスペース=高さ2600㎜ 幅900㎜
購入する木材の長さ(ラブリコ・ツーバイフォーアジャスターの場合)=取り付ける高さ-95㎜
※今回はラブリコ用に10ft材(3050㎜)を購入し、2505㎜にカット
③DIY方法を探して材料を調達
賃貸の場合は退去時に元通りにする
原状回復の範囲は、借主の故意・過失、善管注意義務違反、通常の使用を超える損耗などが対象となる。具体的には、以下のようなものが該当する。

NG
例
・壁に穴を開けた
・床に傷をつけた
・設備を破損した.etc
参考文献:国土交通省 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
これらに該当しないようにプチガレージを作るには
⇩
柱をラブリコで作る
最適な理由
・家屋を傷つけずに棚がつくれる
・材料が入手しやすい(ホームセンターで購入可能)
・厚みがないので、場所・レイアウトの自由が利く
ラブリコとは

ラブリコは、賃貸でも使える“突っ張り式”のDIYパーツブランド。床や天井を傷つけずに柱や棚を作れるのが特徴で、工具いらずで設置可能。収納や間仕切り、ディスプレイ棚など、自由度の高いカスタムが楽しめる
ラブリコが設置できない場所


※柱を突っ張る場所の強度が弱いと、天井が浮いたり穴が空く恐れがある

