
凍結・冷え対策も!冬のバイクツーリングで気をつけたいこと
冬のツーリングでは、いつもと同じ感覚で走ると危険が潜んでいる。冷えた車体、こわばる身体、凍結した路面──。走り出し方や休憩の取り方ひとつで、安全性も快適さも大きく変わる。寒い季節でも安心して楽しむための冬ツーリング実践ポイントをご紹介!
【走り出しは慎重に】朝一番に限らず休憩後も要注意

完全に冷えたバイクは、各部が正常に機能するようになるまで時間がかかる。スタートしてしばらくはエンジンの回転数をあまり上げず、急加速や急ブレーキも避けること。エンジンオイルや冷却水、タイヤ、サスペンション内のオイルなどが暖まり、各部が正常に動くようになるまでは慎重に走ろう。また昼食時など長く停車すると再び冷えるので、再スタート時も要注意だ。

暖機運転と称して停めたまま長時間アイドリングし続けるのはオススメしない。ゆっくりと走り始め、タイヤやサスなど車体全体を動かしながら暖めよう
【意識してリラックス!】自然なフォームで疲れ知らず

寒いと無意識のうちに身体がこわばってしまい、全身に余計な力が入ってしまいがち。そうなると必要以上に疲弊し、筋肉痛になることも。そうならないよう、信号待ちなどで肩や首などを回すなどして意識してリラックスし、余計な力を抜くようにしたい。特に長時間走るロングツーリングでははっきりと差が出るので、意識してリラックスするようにしよう。
【高速道路での休憩は早めに】身体が冷えすぎないように注意


高速道路での走行はライダーの身体の動きが少ない上に、常時あたり続ける強風によって体温を奪われやすい。いつもより早いスパンでSAやPAに立ち寄り、暖かい室内で休憩するようにしよう。ホットドリンクを飲むのもオススメだが、飲み過ぎはトイレが近くなるので注意。再スタートする前には軽く運動して身体を暖めることを忘れずに。
【日陰は注意ポイント】凍結しているかも知れない運転を

峠道などで太陽光が当たりにくいコーナーや路肩付近は凍結が残りやすいポイント。ツーリング当日が晴れていても、前日に雨が降っていた場合は、山から染み出した水が路面を覆って凍っていることもあるので注意すること。そういうことが起きやすいポイントには警告を促す看板が設置されていることもあるので、見かけたら警戒すること。
コンビニはライダーの強い味方だ!

街道沿いに数多く存在するコンビニエンスストアはライダーにとって最高の休憩スポット。暖かい飲み物や軽食だけじゃなく、ビニールカッパや使い捨てカイロ、ネックウォーマーなど、急な天候や気温の変化に対応できるアイテムを入手することもできる。トイレを借りることができるのも嬉しい。借りたときは何か買い物をして感謝の意を示そう

