
【冬ツーリング必読】タイヤ・灯火類・バッテリー点検で安全走行を!
温が下がる冬のツーリングは、バイクにもライダーにも厳しい季節。安全で快適に走るためには、出発前の“3大チェック”が欠かせない。タイヤ、灯火類、バッテリー──この3つを点検して、冬でも安心のツーリングを楽しもう
【タイヤ】空気圧、溝の深さに加え、製造年を確認

冬場のツーリングはタイヤが重要。まず銘柄は、走り出して暖まりが早いツーリングタイヤを選ぼう。最近はツーリングタイヤでもグリップ力が高いタイヤも少なくない。溝があることを確認し、空気圧を規定値まで入れておくこと。またいくら溝があっても、製造年が古いと硬化して性能を十分に発揮できない。3年を経過していたら要注意、5年以上過ぎていたら交換をオススメする。

ほとんどのタイヤには製造年が刻印されている。サイドウォールにある4桁の数字がそれだ。この写真のタイヤは「2023年の39週目に作られたもの」だとわかる
【灯火類】日没後の走行に備えて動作を確認

太陽が出ている時間が短い冬は暗い中を走る時間が長い。そのときに視界を確保できるよう、また他車からハッキリ見えるようヘッドライトやテールランプなどの灯火類が正しく機能しているか確認しよう。古いバイクなど、ヘッドライトが暗い場合は、LEDバルブなどに交換して光量を増やすのもアリ。またフォグランプなど補助灯を追加するのも有効だ。
【バッテリー】冬場は負荷がかかるので状態をチェック
冬場にトラブルを起こしやすいのがバッテリーだ。一般的な鉛バッテリーは、冬場はより放電しやすい。セルの回転が弱々しいとバッテリーが弱っているサインだ。ある程度走ると充電されるが、次に乗るときにもセルの回りが弱っていたら交換を考えよう。冬場はグリップヒーターや電熱ジャケットなどによって電気系に負荷がかかるので、バッテリーは元気な方が安心なのだ。

充電器によってはバッテリーのコンディションが分かるものもある。出先で突然動かなくなるなんてことにならないよう、弱っていると感じたら早めに交換しよう

