
[エンジンがかからない!]ヒューズ切れやプラグかぶりの可能性もある
キーをオンにしてもランプが点かない、エンジンがかからない──そんな時は電装トラブルの可能性あり。ヒューズ切れやプラグ不良など、バイクの“沈黙”を解くチェックポイントを紹介します
最近のバイクは滅多に切れない&かぶらない

何らかの不具合で電気系がショートすると、電子部品を保護するためにヒューズが切れる。しかし、最近のバイクのヒューズは滅多に切れないのが実情。
とはいえ、キーをオンにしてもインジケーター類がまったく点灯しないような場合はヒューズをチェック。切れていたら交換するが、またすぐに切れるようなら、どこかにトラブルを抱えているので、バイクショップに修理を依頼するしかない。
そしてプラグだが、インジェクション車はまずカブらないし、キャブレター車でも近年のバイクなら滅多にカブらない。そのためか、最近のバイク(特にスーパースポーツなど)はプラグの着脱がかなり大変。整備のプロでなければ、交換は難しい。
ただし、旧車系のバイクなら交換も簡単なので、怪しかったらチェックしてみよう。
ヒューズ切れ

ヒューズは大抵シート下など分かりやすい場所にあるが、オーナーズハンドブック等で場所を確認しておこう。ヒューズボックスのフタを開け、一本ずつ抜いて切れていないか確認する。バイクショップの他、ガソリンスタンドやカー用品店でも入手可能だ。
プラグかぶり

空冷単気筒のオフロード車などは比較的簡単にプラグを外せるが、スーパースポーツの4気筒は猛烈に大変だ。

右が新品で、左は煤けているがカブってはいない(カブると中心の電極が湿って見える)。カブっていたら交換する。

