
[動画あり][エンジンがかからない!]すぐに始動したければバッテリージャンプ
ツーリング先でうっかりキーを「P」に入れっぱなし──そんな時に起こるのがバッテリー上がり。時間がないときに試せる「バッテリージャンプ」の方法と、やってはいけない注意点を解説します
ショートに注意して作業するコト!
旅先でバッテリーを上げてしまい(たとえば駐車中にキーを「P」に入れっぱなしにしてしまった時など)、バッテリーを充電する時間がない時は、他車から電気をもらって始動する「バッテリージャンプ」という方法もある。この場合、四輪車(軽自動車は避ける)か自分のバイクより排気量が大きい車種からジャンプすること。
もちろんバッテリージャンプにはケーブルが必要になるが、ガソリンスタンドや自動車修理店などは大抵ジェンプケーブルを常備している。また、携帯しているクルマも少なくはないので、片っ端から声をかけて探すのもアリだろう。
とはいえ、ジャンプによるエンジン始動は、前述の通り一時的にバッテリーを上げてしまった時に限り、あくまで非常用と考える。他の部分にトラブルを抱えている可能性がある時は、試さないほうが無難だ。
ジャンプケーブルを積んでいるクルマを探す
ジャンプケーブルは意外とかさばるので、バイクに常時携帯するワケにもいかない。クルマなら積んでいる人も多いので、探してジャンプさせてもらえるか頼んでみよう。


作業手順1:エンジンはかけたまま

電気を供給する側(クルマ)のエンジンはかけたまま。ケーブルをつないでから始動すると、お互いの電装部品を傷める可能性があるからだ。
作業手順2:最初にクルマのプラス

クルマのボンネットを開け、まずは赤いジャンプコートのクリップで、救助する側(クルマ)のバッテリーのプラス端子を挟む。
作業手順3:次にバイクのプラスにつなぐ

赤いジャンプケーブルのもう一方のクリップでバイクのバッテリーのプラス端子を挟む。クリップの金具が周囲の部品やフレームなどに触れないように。
作業手順4:クルマのマイナスにつなぐ

次に黒いジャンプケーブルのクリップで、クルマのバッテリーのマイナス端子を挟む。コレで電気を供給するクルマ側の準備は終了だ。
作業手順5:バイクのマイナス部分へ

黒いジャンプケーブルのもう一方のクリップで、バイクのバッテリーのマイナス端子を挟む。またはエンジンのセルモーター近くの金属部分を挟んでもOK。
作業手順6:つなぎ方を再確認

ケーブルのつなぎ方を再度確認し、正しければバイクのギヤがニュートラルに入っていることを確認してから、バイクのメインキーをONにする。
作業手順7:セルを押す時間は短めに

セルボタンを押し、エンジンがかかったら、つないだ時と逆の手順でジャンプケーブルを外す。かからなくても、5秒以上連続して回さないように!
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