【2023年秋冬】ライダーオススメウエア（oxford）

2023.10.18

ファッション性を気にするライダーには見逃せないアイテム

ライダーがむき出しになるバイクは万が一のことを考えるとできるだけ安全性が高い装備のほうがいい。

……と分かってはいるものの、ハードなプロテクターが入っているライディングウエアはデザインや着心地が好みじゃないんだよね……という人もいるだろう。かといって普段着じゃあまりにも心許ないし。バイクに乗るときの格好をどうするかは永遠のテーマなのかも知れない。

しかしイギリスのバイク用品ブランド・OXFORDがリリースする「アーマーライトジーンズ」は、その問題を解決に導く製品のひとつだといえよう。一見するとスリムな普通のジーンズなのだが、そもそも素材からして異なっている。使われているのはアーマーライトという革新的な新素材。ジーンズにパラシュートにも使用されるポリアミドを糸にして織り込んだもの。その特徴は一般的なデニムと変わらないしなやかさや通気性を保ちつつ、高い耐摩耗性を持っていること。欧州で基準となっているCE規格の「AA（市街地から高速走行まで幅広くカバー）」をクリアするレベルなのだ。それだけの性能を持つ素材をジーンズ全体使用し、転倒時に特に強い衝撃がかかりやすい腰にはCEレベル1の、ヒザにはCEレベル2のパッドを入れている。またデザインはストレートフィットとスリムフィットの2種類を設定。バイクを降りて街を歩くときも違和感がないスタイリッシュなルックスと快適な履き心地、高い安全性などを実現したライディングパンツなのである。

さらに嬉しいのは、販売されているのが日本人の体型にあうアジアンフィットモデルだということ。「いやいや日本人と一言でいっても、世代によって体型が違うよ」という意見もあるが、そこも抜かりない。アジアンフィットプラスという股下が長いモデルもリリースしているのだ。これで昭和体型のベテラン勢からスリムで足長の若者まで幅広いライダーをカバーしてくれる。

さらにファッションに敏感な女性ライダーに対応する「スーパージェギンス」もラインナップ。アーマーライトが持つ安全性はそのままに、より伸縮性を高めた素材を使ってフィット感をアップさせたスキニータイプのジーンズは動きやすくシルエットも美しいという従来のライディングパンツにはなかなかない仕様。腰とヒザにはジーンズ同様、CE規格をクリアしたパットも内蔵しているので、アクシデントに遭遇したときも下半身のダメージを最小限に抑えてくれる。

さらに従来とは異なるコーティング技術によってワックス仕上げのような艷やかさを誇る「ワックスジェギンス」がこの秋登場。本物の油性ワックスではないので油分が他の衣類に付着することもなければ、再塗布の手間もない。それでありながらレザーと同等の耐摩耗性と、柔軟なストレッチ性を両立させている。ファッション性を気にするライダーには見逃せないアイテムである。