トナリのバイク人[2024年6月号掲載](関東編)
革ジャンが気持ちいい季節は意外と短いもので
今がちょうどそのタイミングだ
トナリのバイク人たちもその気配を察知して
色とりどりの革ジャンを羽織っていたのだ
K・Sさん 45歳
HARLEY-DAVIDSON XL883R
Helmet:SHOEI
Jacket:LOST CONTROL
Glove:Vanson
Pants:Levi’s
Boots:LOST CONTROL
たまたま優良な車両を見つけて購入した初ハーレーに惚れ込み、入手後は走行性能を高めるためのカスタムしてすっかりと自分仕様に。今後はブレンボ製ブレーキ導入など発展途上の愛車
[Point]鮮やかなオレンジの革ジャンが春の日差しにまぶしい
ジャケットとブーツはバイク用ではなく一般アパレルブランドの物だが(デザイナーがバイク乗りだそうだ)、バイクにも好都合。鮮やかなオレンジのジャケットは馬革で着心地も良く、スカイブルーのスエードがきれいなエンジニアブーツとのコントラストも抜群だ。暑い季節にはデニムジャケットを着るそうだ。
R・Kさん 58歳
SUZUKI GSX1100S KATANA
Helmet:Arai
Jacket:SIMPSON
Glove:GOLDWIN
Pants:━
Boots:HARLEY-DAVIDSON
高校生の頃に登場した刀に憧れ、当時はプラモデルを作ったほど。H-Dファットボーイも所有し、点検整備や車検も自分でこなす。エンジン始動にコツがあるからこそ愛着がわくそうだ
[Point]黒のシングルライダースとデニムは永遠のスタンダード
ウエア選びの基準は快適性重視で、冬は防寒、夏は涼しさを優先。シンプソンは好みのブランドで3着を所有。この日着用していた革ジャンは柔らかくて着心地も良く、サイズもジャストフィット。こまめに手入れしなくても良好な状態を保てるところも気に入っている。ちなみに夏はショット製のメッシュレザーを愛用。
T・Tさん 58歳
Honda CBR250RR
Helmet:Arai
Jacket:KUSHITANI
Glove:KUSHITANI
Pants:KUSHITANI
Boots:KUSHITANI
2年前にリターン。昔からレースやレプリカが好きで、ジムカーナやカートの経験もあり、タイヤがついた乗り物なら何でも好き。週末ごとに伊豆や箱根などをツーリングしている
[Point]愛車と同じレッド系で合わせたジャケットとブーツがナイス
お気に入りのブランドはクシタニで、この日もジャケットからブーツまですべてクシタニを着用。その理由は「品質がしっかりしているし、デザインも良い。多少高いですけど長年使えるし、その価値があります」とのこと。赤い革ジャンは、最初は黒を購入するもサイズが合わず、交換時に赤をチョイスしたものだ。
M・Aさん 48歳
Kawasaki Z900RS
Helmet:SHOEI
Jacket:HYOD
Glove:GENIUS
Pants:HYOD
Boots:KADOYA
GPZ900RやGSX-R1000など10台以上のスポーツバイクを乗り継ぎ、今はZ900RSとジクサー150の2台持ち。週末ツーリングをメインに関東各所のワインディングに出かけている
[Point]モスグリーンとブラウンの絶妙なカラーコーデのレザー
特定のブランドへのこだわりはなく、デザインと機能性がウエア選びの基準。HYODは5年ほど前から愛用中で、とくにパンツはジャストフィット。「レザーを着られる時期は短い」とこの日はジャケットもパンツもレザー。「今までは黒が好きだったしは無難な色だけど、今はあえて違う色を選んでます」のとこと。
M・Tさん 35歳
YAMAHA MT-10
Helmet:AGV
Jacket:alpintstars
Glove:FIVE
Pants:━
Boots:alpinestars
19歳のとき同級生のXJR400Rに惹かれ、以来いろいろなバイクを乗り継いできたが、ヤマハのハンドリングが好み。ずっと欲しかったMT-10はクロスプレーンエンジンが絶妙とのこと
[Point]ジャケットとブーツでコーデするさりげないお洒落
身体にフィットするものが重要な選択基準で、メーカーによってサイズが異なるため購入前には必ず試着している。かつてはタイチのブルー系で揃えていたが、今はアクセントカラーにレッドを使ったアルパインスターズがお気に入りとのこと。ほかには、ゴールドウインのユーロシリーズが気になっているそうだ。
Hさん 52歳
SUZUKI KATAN
Helmet:Arai
Jacket:alpinestars
Glove:HYOD
Pants:BERiK
Boots:WILD WING
デザインに惹かれて手に入れたカタナを好きなブルーにカスタムペイント。オオノスピード製ロングテールのほか、ハイパープロのリアサスなどで走行性能もしっかりアップ。今欲しいものはフルエキ
[Point]ブルーの革ジャンとデニムのコーデが愛車ともグッドマッチ
プロテクターの有無やルックスも大切だが、バイクにまたがったときに合うかを重視してウエアを選ぶ。アルパインスターズのクラシカルな革ジャンは半額セールで入手。まだ革が硬いためミンクオイルを塗り込んで着やすくしている。「レザーは春と秋の短い間しか着られないので、バイクと一緒に楽しんでます!」
Tさん 60歳
DUCATI MONSTER1200
Helmet:Arai
Jacket:KUSHITANI
Glove:KUSHITANI
Pants:KUSHITANI
Boots:alpienstars
20代の頃は全日本選手権を走っていた元レーシングライダーで、現在はツーリング派。R1250GSとの2台持ちで、遠乗りのときはGS、山へ走りに行くときはモンスターと使い分ける
[Point]鮮やかなブルーの革ジャンが赤いドゥカティと絶妙にマッチ
バイクウエアはモンスターとGSで分けているが、クシタニの青いレザーフーディはどちらでも愛用中。ロードレース時代、クシタニのツナギを着たらタイムアップしたことがあり、それ以来クシタニへの信頼度が爆上がり。ほかにタイチも好みのブランドで、ロングツーリング用やオーバーパンツなどを揃えている。
N・Sさん 48歳
YAMAHA DRAGSTAR1100
Helmet:━
Jacket:━
Glove:HARLEY-DAVIDSON
Pants:GRACE ENGINEER’S
Boots:━
新しいことをはじめたくなってバイクの免許を取得してから1年少々。大型二輪までステップアップして、一目惚れしたDS1100を購入した。やってみたいことは北海道でのロングツーリングだ
カスタムペイントした愛車とのカラーコーデが抜群のレザー
バイクウエアメーカーにはこだわらず、一般アパレルからバイクでも着られる手頃なものを選ぶ。それにワッペンなどを縫い付けて個性を演出し、ファッションを楽しんでいる。好みの服を見つけたら、手持ちの服とのコーディネート、アレンジの余地などをイメージすることがファッションを楽しむコツだそうだ。