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天気が読めたら雨知らず⁉︎気象予報士ライダーコラム「暖かさに喜ぶのはライダーも桜も同じ!」

寒い冬を乗り越えて春の暖かさにほぐれるのは
ライダーも桜のつぼみも同じ!
今月末はお花見ツーリング?

自分でも桜の開花予想ができるってご存知ですか?

 長かった冬がようやく終わりました。冬でもバイクに乗る派の私ですが、さすがに今シーズンはバイクに乗る機会が例年より減りました。

 ただその分、春のありがたさはひとしおです。ようやく訪れた暖かさに私の身も心もほぐれます。そしてライダーの心がほぐれていくのと同時に、桜のつぼみも徐々に膨らんでいきます。

 桜は非常に気温に素直な植物で、春が暖かければ暖かいほどつぼみは速く成長していきます。平年日は、高知と福岡で3月22日、東京3月24 日、大阪3月27日などとなっていて、今は民間の気象会社から開花予想も発表されています。各社の予想を見比べるのも面白いかもしれません。

 そしてこの桜の開花予想、自分でもざっっっくりと計算して予想できるのをご存知でしょうか? いつの頃からか巷では「600℃の法則」というものが言われるようになっています。これは、2月1日からの毎日の最高気温を足していって600℃になった頃に桜が咲くというものです。

 まぁあくまで「目安」でしかなく、場所や年によっては600℃よりもっと温度が必要だったりもしますが、なんとな〜くの目星をつけるにはいいかもしれません。

 またここまでお話ししてきた「開花」というのは「5〜6輪以上の花が開いた時」なのでまだ見頃ではないですが、東〜西日本では開花から約1週間で満開を迎えます。満開の桜の下をツーリングするなら計算ついでに日取りを考え始めてみてはいかがでしょうか?

 ちなみに、東北自動車道には“リアル桜前線”があります。ネクスコ東日本ではあちこちのサービスエリアなどに桜を植えています。東北自動車道はちょうど南北に伸びているため、桜の時期に走っていると今どこまで開花が進んでいるのかを愛車とともに体感することができるのです。

宮城県の菅生PAにある立て看板。東北道を走ると桜前線を“体感”できます

 何年か前に、東京モーターサイクルショーに行くため仙台からバイクで南下していったところ、仙台ではまだつぼみの状態だったのに、福島県を通過して栃木県の佐野SAに立ち寄ったら何輪か咲き始め、さらに東京では5分咲きくらいまで咲き進んでいました。長距離ツーリングで疲れた心が癒されたのを覚えています。今月下旬〜来月中頃に東北自動車道を走る機会があったらぜひ桜の様子にも注目してみてください。

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