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”島めぐり”で九州を再発見!! 種子島・屋久島ツーリング その4


「人と違った旅がしたい!」そんな変わり者のアナタに贈る企画が当コーナー。
どこ、それ? 島なんて遠すぎるよ〜なんて思っている方は不正解。そもそも、どちらも鹿児島県内だし、鹿児島港からあっという間の距離にあるのだ。
この2島を走り周って、オトコの勲章をゲットするべし!

太古の自然がそのまま残り、生き続けている屋久島。自然豊かな屋久島は徒歩で観光した方がいいのでは?
と思ったら大間違い!アドベンチャー気分の味わえるワインディングから、シーサイドラインと自然の中をバイクで味わい尽くせる島だった!

”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その1
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その2
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その3

独特の進化を遂げた自然に触れる冒険

「東洋のガラパゴス」――

なんとも、冒険好きにはたまらない二つ名をもつ屋久島。同じ日本でも世界が違うような、簡単には攻略できそうにないワクワク感がある。そもそも島のほとんどが世界遺産、そんなトコロだって自分のバイクで巡ることができてしまうのだ!

屋久島は1周が約130kmほどで、円形に近い形の島。日本では7番目に大きい島だ。
しかも、中央にそびえる宮之浦岳は九州地方最高峰(1936m)というから驚き。島の中心にある山間部を横断する道は存在しない。そのため、海沿いの外周路を走るのがスタンダート。

古代樹に出合う世界遺産の島”屋久島”

今回、紹介するのは、宮之浦港から出発し、島を時計回りに巡るルートだ。屋久島といえば最初に頭に浮かぶのは屋久杉。しかも、山深い場所で育ち、徒歩でしか見られない杉だと思っていないだろうか?

実は島で唯一、バイクで立ち寄れる「紀元杉」なのだ!

早速、唯一の山道「安房林道」を進む。山間の景色は標高が高くなっても杉並木と、時折垣間見える海が「ここは島なんだ!」と感動させる。

一本道を進み、標高1200mを超えたあたりで、突然「紀元杉」が現れた。

推定樹齢3000年を超える老大木の存在感は神秘的。

また紀元杉までは、舗装路と砂利道を進む。さらに進んでも登山口で行き止まり。紀元杉のある場所でUターンが必要になる。

山中は野生動物と遭遇することも多く、森の中に見えるヤクシカは、まるでジブリ映画のワンシーンのよう。人への警戒心は強く、独特の進化で小型のままなのだ。

紀元杉

屋久島唯一の山間へ向かう安房林道をヤクスギランドから約15分ほど進むと道沿いに見えてくる。推定樹齢は約3000年とされ、高さは約20mほどの老大木だ。樹の先端は枯れているが、12種類もの着生樹が根付き育っている。屋久島でも代表的な屋久杉だ

DATA
鹿児島県熊毛郡屋久島町 安房林道沿い

ヤクスギランド

地形の険しい場所に育つ、樹齢1000年以上の屋久杉が鑑賞できる島内随一の森。

散策コースは4種類あり、体力や興味に合わせて選ぶことができる。さらに、多様なコケ類やシダ類などが育生し、独特の深山幽谷な世界を体験できる

DATA
鹿児島県熊毛郡屋久島町
安房太忠嶽国有林内

独自の進化を遂げた野生動物

屋久島では、独自の進化を遂げた野生動物たちが歓迎してくれる。
森では標高の高い所に住む小型に進化したヤクシカ。
海沿いの道には元気に走り回る小型のヤクシマザル。
そして5月~8月の間に海岸には、ウミガメが産卵のために上陸する姿が見られる。
今回、ヤクシカやヤクシマザルには30匹以上も遭遇した

海上から島全体がひとつの山のように見えるほど、屋久島は山の島。
屋久杉が原生する山間まで急激に標高が上がる。安房林道から眺める山々と海の見える景色は絶景!

ACCESS ~宮之浦港から出発し、島を時計回りに巡るルート~

フェリーで上陸する際は、宮之浦港か安房港になる。そこから、県道77号と県道78号をつなぎ、島を1周する。島の西側は林道扱いで世界自然遺産に指定されている地域。道幅は狭くなっている所が多い。また、ヤクシマザルなどの野生動物に特に注意が必要。

問:屋久島観光協会
TEL 0997-49-4010
http://yakukan.jp/

Reporter:BikeJIN編集 タカハシ
九州には何度かツーリングで訪れたことがあったが、今回が初の島巡り。林道ツーリングとはまた違った、屋久島の自然に大興奮!
今回ご紹介した種子島・屋久島ツーリングは2017年2月発売の「ツーリングガイド九州・沖縄」p.113から125に掲載しています。九州・沖縄ツーリングの全容はこちらでお楽しみください。

ツーリングガイド九州・沖縄 ¥1,296(税込)

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BikeJIN編集部

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