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”島めぐり”で九州を再発見!! 種子島・屋久島ツーリング その3


「人と違った旅がしたい!」そんな変わり者のアナタに贈る企画が当コーナー。
どこ、それ?島なんて遠すぎるよ〜なんて思っている方は不正解。そもそも、どちらも鹿児島県内だし、鹿児島港からあっという間の距離にあるのだ。
この2島を走り周って、オトコの勲章をゲットするべし!

”島めぐり”で九州を再発見!! 種子島・屋久島ツーリング その1
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子島・屋久島ツーリング その2

種子島のマングローブ

さて、県道75号を南下していくと、すばらしい景色のオンパレードだ。ところどころで、目に付くのがさとうきび畑。そして、美しい海岸線。

そこで、立ち寄って欲しいのが馬立(またて)の岩屋である。ここは細い道を一気に下ってたどり着く場所。ド迫力の岩屋だけでなく、海もキレイなので一見の価値ありだ。

また、熊野海岸から県道75号を少し南下すると、マングローブが現れる。何の予備知識のない自分でも、まったく見たことのない光景に自然とバイクを停め、見入ってしまったほどだ。

種子島のマングローブ自生地は日本の北限とされているようで、貴重な動植物の宝庫。このマングローブの中をカヤックで探訪することもできるようだ。

マングローブ

南種子町の大浦川周辺に自生するマングローブ群生地。道路上からもその不思議な光景が突如として現れるため、走行中でも気がつくはずだ。原生林の中をカヤックに乗って探訪することも可能

(問:TNAツアーズ TEL0997-26-1595 http://tna-tanegashima.com/ )。
種子島マングローブパークとも呼ばれる公園もあるので、ぜひ立ち寄ってみよう

馬立の岩屋

県道からデコボコ道を下ってたどり着く神秘的な岩場。駐車場から先は砂利となるため、進入するのは避けよう。名前の由来は殿様が洞穴で行方不明になった際、乗ってきた馬が洞穴の前で待っていたことにちなむ

DATA
鹿児島県熊毛郡中種子町増田

洞穴の中に入ると、ちょっとヒンヤリ。アクセスが悪いがこの景色をひとり占めしよう

一度は見たい ロケット発射!

南種子に入ると、宇宙関連の施設や看板を多く目にすることになる。その代表格が種子島・宇宙センターだ。今回のツーリング最大の目的地もココ。「宇宙にいちばん近い島」を標榜する種子島の“マスト”スポットである。この宇宙センターは県道75号をひたすら南下し、途中で県道586号へと入れば到着する。

この施設は宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)の機関のひとつで、ここ種子島・宇宙センターは日本最大のロケット発射場として知られる場所。

最近では17年1月にH2Aロケットの打ち上げの成功が記憶に新しい。また、併設される宇宙科学技術館の見学も可能で、ロケットや宇宙環境利用などコーナーが分かれて展示されている(17年3月上旬リニューアル予定)。実物大の試験モデルもあり、宇宙開発現場に触れることができるので、見学をオススメしたい。また、展望台に登れば俯瞰で眺められるので、こちらもチャレンジして欲しい。

しかし一番の注目は、ロケットの発射だろう。次回は17年の3月16日に予定されており、種子島観光協会ではロケット打ち上げ見学ツアーが開催されるなど打ち上げ時は島をあげてのお祭りムード。ロケットが打ち上がる爆音は、迫力があり感動を覚えるというから、この時期にツーリングを合わせるのが、種子島のベストシーズンと言えるだろう。

さて、種子島・宇宙センターを後にしたら、向かうは種子島・最南端の門倉岬だろう。ここには鉄砲伝来紀功碑があるので、そちらもチェックしておきたい。この後は、陽も暮れかかっていたため、西之表まで引き返すことに……。西側の海岸線を日のあるうちに走っておきたかったというのが、正直なところである。

今回の種子島ツーリングは走行1日という形だったので、1周はできたけれども、帰りはほとんど夜。また、年末年始に訪れたこともあって、グルメの調査ができなかったこともちょいと残念ではある……。
しかしながら、旅の満足度は非常に高いツーリングだったこともまた事実。時間が許すなら、1泊2日コースで周るのがちょうどいいだろう。種子島にはそれだけ魅力が詰まっているのだ。

ルーティングも海岸沿いを回るだけでなく、県道76号と国道58号を組み合わせれば島の中央を抜けるルートもできるため、島ツーリングにありがちな外周をグルリというルート以外にも選択肢が生まれてくる。また、アクティビティとセットで楽しみたい人は、さらにゆったり時間を取るといいかもしれない。屋久島とセットで周りやすいこともあるから、ぜひ1度は種子島を目指してみては?

センター内はバイクでの移動も可能。発射場なども見学するといいだろう。

ロケット展示もあるので、そちらもお見逃しなく!

DATA
鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津
TEL0997-26-9244
開館時間:9:30~17:00(7~8月=9:30~17:30)

休館日:月曜(月曜が祝日の場合は火曜。8月は無休)
http://fanfun.jaxa.jp/

【Access】地図

拠点となるのが西之表フェリーターミナル。そこから、まずは国道58号、県道581号で最北端へ。

その後は県道75号でひたすら南下し、宇宙センターを目指そう。

帰りは国道58号、海岸沿いと選択肢もあるのでお好みで選ぼう

問:種子島観光協会
TEL0997-23-0111
http://tanekan.jp/

Reporter:BikeJIN編集長 中村淳一
弊社発行のツーリング雑誌「BikeJIN」の編集長を務める。愛車はBMWのF700GS で、今回の島ツーリングの言いだしっぺである
今回ご紹介した種子島・屋久島ツーリングは2017年2月発売の「ツーリングガイド九州・沖縄」p.113から125に掲載しています。九州・沖縄ツーリングの全容はこちらでお楽しみください。

ツーリングガイド九州・沖縄 ¥1,296(税込)

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BikeJIN編集部

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