1. HOME
  2. ツーリング
  3. アイヌを知りたいなら阿寒湖へ!Vol.2

アイヌを知りたいなら阿寒湖へ!Vol.2

アイヌを知りたいなら阿寒湖へ! Vol.2

“北海道”になって150年
この北の大地に焦点を当てていくと避けては通れないのが“アイヌ”の存在だ。
ここではアイヌ文化に触れることができる「阿寒湖」についてご紹介します!

参加するなら積極的に!アイヌ文化を学ぼう

阿寒湖の味を堪能して湖畔を進むと、アイヌ文化に触れるコトができる“阿寒湖アイヌコタン”がある。そこは、さまざまな生のアイヌ文化に触れるコトができる場所だ。

傾斜地にあるコタン(村の意)の1番高い場所に位置するイコロ(宝の意)で“アイヌ古式舞踊”が見られる。

入り口からシンボリックにフクロウが睨みを利かせているコタンの印象は、一見するとお土産街のように見えるかもしれないが、ココはアイヌ民族の村というコトを忘れてもらっては困る。

アイヌコタンの中は車両の通行がOKだが、駐輪はイコロの前なのでバイクと一緒の記念写真はモラルを守って。民族衣装はチニタ民芸店で相談してみて

ココにはたくさんのアイヌの方々が実際に営んでいる店で、本気の伝統工芸品がたくさん。木彫りや家紋の話、アイヌと自然の関わり方などの話を聴いていたら、イコロの時間。

舞台に民族衣装を纏った語り部の説明に続いて歌と舞踊が展開されていくのだが、文字を持たないアイヌ民族が、いかにコノ素晴らしハーモニーをつむぎ、伝えていったのかに思いを馳せると、人々の繋がりが口承文化が成り立つほどに優しく濃密であったと思わずにはいられない。

できれば大自然の中で見てみたい、そんな憧憬にも似た気持ちになっていると「皆さんもご一緒に」と誘われる。アナタも照れずに踊りに参加してみるのはいかが?

阿寒湖アイヌシアター『イコロ』で鑑賞体感できる歌や踊りは、アイヌには不可欠なモノで生活のさまざまなシーンで登場したそう。演目の数々は重要無形民族文化財指定

伝統工芸品のお店の地下には今にも動き出しそうな木彫り作品や、交易で手に入れたタマサイやシントコも展示されていて見応え抜群

DATA
阿寒湖アイヌシアター『イコロ』
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-84
TEL:0154-67-2727
開館時間:10:00~21:00
入館料:1080円
休館日:不定
https://www.akanainu.jp/

関連記事