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[転んだらどう対処する?]転倒したら、次に走り出す前にしっかり空ブレーキを行う

バイクトラブル解決ノウハウ100
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いのだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。

転倒後のブレーキは見た目は大丈夫でも要注意

外観上は問題のないブレーキキャリパーやローターでも、転倒した後の最初のブレーキングでまったく効かない場合がある。これは転倒時にフロントフォークやホイールに衝撃が加わることで起きる現象だ。

ローターとパッドがコンマ数ミリ単位のクリアランスを保つ油圧ブレーキでは、外的要因でローターが波打つと、パッドとピストンを外側へ押し戻してしまうことがある。この時にできた隙間を、走行前にブレーキを何度か操作して埋める必要がある。

転倒時の衝撃によりブレーキローターが波打ち、ブレーキパッドとピストンを押し戻してしまう現象が起きる。直後はパッドとローターの距離が過剰に広がるため、最初のブレーキがまったく効かない

パッと見では外傷のないブレーキも、転倒の衝撃により内部的変化が起きることがある

走り出す前にブレーキレバー及びペダルを作動させ、パッドとローターを密着させよう

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