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失敗しないキャンプ場の選び方!

目的地のキャンプ場はじっくり選定すべし!

キャンプツーリングの目的は、当然ながらキャンプを楽しむこと。つまりキャンプ場こそが、遊びのメインフィールドとなるわけだ。

しかし、ひとまとめに「キャンプ場」と言っても、その立地や運営形態、設備はさまざま。だから、どんなキャンプ場を利用するか、あるいはその場所をどのように活用するかということが、キャンプツーリングを満喫できるかどうかのカギとなることも多い。

ウェブサイトなどで入手できる事前情報だけでどのキャンプ場が自分に向くのかを選ぶのは、初心者では難しいかもしれないが、時間をかけて利用施設を選ぼう!

キャンプ場はどうやって探せばいいの?

キャンプ場はどうやって探せばいいの?

かつては、「古い雑誌を見て連絡もせず訪ねてみたら、跡形もなくただの森に戻っていた」、なんて笑い話をたまに聞いたが、インターネットが普及した現代社会なら、ウェブサイトで鮮度がいい情報を仕入れることができる。検索サイトで「○○県 キャンプ場」とでも入力すれば、キャンプ場の紹介サイトが複数出てくる。

掲載された画像や口コミなどを頼りに、公式ホームページも確認しながら、自分が求める内容かどうかを調べよう。長旅で事前に行程が決められないなら、スマホの駆使も視野に。もちろん、最新のキャンプ場ガイド本も頼りになる。

日が暮れる前に到達できるエリアが基本

日が暮れる前に到達できるエリアが基本

ホテルや旅館に泊まる、いつものツーリングと同じ距離感覚で宿泊地を設定すると、キャンプ場に到着したときには夕暮れ……なんてことになりやすい。それから受付をして、テントサイトに移動して、荷物を降ろして……なんてやっていたら、あっという間に日が暮れる。

暗い中でテントを張るのは、キャンプ上級者でも苦労することがある。だから、明るい時間帯に到着できるエリアにあるキャンプ場を、目的地にしておきたい。

確実に泊まるにはキャンプ場も予約が必須

確実に泊まるにはキャンプ場も予約が必須

キャンプ場の中には、「勝手に来て、スペースが空いていたらご自由にどうぞ」というスタイルの施設もあるが、管理人がいたり有料だったりするキャンプ場には、ホテルや旅館と同じように事前予約を必要とする施設も少なくない。

空いていれば飛び込みでも受け入れてくれるキャンプ場もあるが、とくに夏期のハイシーズンは、満員で利用させてもらえないこともある。事前に予約して、同時に利用可能時間も確認しておこう。

快適なキャンプの基本は芝生&平坦なテントサイト

快適なキャンプの基本は芝生&平坦なテントサイト

テントサイトの地面には、さまざまなタイプがある。同じ施設内であっても土や草、砂利などが混在することもあるほど。それらの中で、快適に楽しむのにもっとも向くのは、凸凹や傾斜が少ない芝生のサイト。このような地面なら、柔らかいのでテントのペグが打ち込みやすく、泥がつかないのでテント底面が汚れにくい。

そして寝るときも安眠できる。芝生&平坦な場所がないときは、まずフラットな土地を探し、大きな石や木の枝などを排除してから設営!

キャンプ場の候補は複数ピックアップしておく

キャンプ場の候補は複数ピックアップしておく

ゴールデンウィークや夏休みなどのいわゆるハイシーズンは、人気が高いキャンプ場の予約は埋まりやすい。つまり、行きたいキャンプ場の予約が必ずしも取れるとは限らない。

また、長期間のキャンプツーリングでは、日数が経つにつれて予定が狂い、本来予定していたキャンプ場を利用できなくなるということも想定できる。そんなときに焦らぬよう、第一希望以外にも候補を複数用意しておくことが大切。調べているうちに、思わぬ穴場を発見する可能性もある。

コンビニやスーパーなど周辺情報もリサーチ

コンビニやスーパーなど周辺情報もリサーチ

キャンプ場は、自然の中に溶け込んで楽しむのがテーマなので、必然的に人里から離れた立地であることも多い。バイクだとあまり多くの食材や炭などを持ち運べないので、「一度テントに荷物を置いて買い出に……」なんて考える人も少なくないが、かなりの距離を走らないとコンビニなどにたどり着けないキャンプ場もある。事前に周辺店舗情報を調べ、状況によっては先に買い物をしてからキャンプ場に入ろう!

水道やトイレなど施設の有無をチェック

水道やトイレなど施設の有無をチェック

キャンプ場の施設がどれくらい充実しているかで、快適に過ごせるかどうかに違いが出る。とくに女性が一緒に参加する場合は、「トイレがきれいか?」とか「シャワーやお風呂などはあるか?」といったことも、重要なチェックポイントになる。

また、小さな施設の場合は炊事場が備わっていないこともあるので、その有無によって持って行く調理器具を変更する必要も出てくる。公式ホームページやキャンプ場検索サイト、あるいはキャンプ場ガイド本などを駆使して、事前に施設データを収集したい。

焚火やBBQをする場合、焚火台のレンタルや炭または薪の販売があるかどうかも確認しておこう。

テントの脇にバイクが置けるオートキャンプ場がベスト

テントの脇にバイクが置けるオートキャンプ場がベスト

駐車場にバイクを停めて、そこから大きく離れたテントサイトまでキャンプ道具が詰まった荷物を運ぶのはとても大変。それに、目の届かない場所に大切な愛車を一晩駐車しておくというのも心配だ。

だから、より快適かつ安心してキャンプツーリングを楽しむなら、テントの脇にバイクを駐車可能なオートキャンプ場を利用するのがオススメ。これが可能かどうかは、施設によって異なるので、事前に問い合わせておきたい。

道具のレンタルがあるなら活用するのもアリ

道具のレンタルがあるなら活用するのもアリ

バイクの場合、少なくともクルマのように多くのキャンプギアを持って行くことはできない。ツーリングや登山などの愛好家に向けた、コンパクトに収納できるキャンプ道具も数多くあるが、すべてを一度に揃えるにはコストがかかる。

そこで、選択肢のひとつとして頭に入れておきたいのが、一部のキャンプ場では用意されている、レンタル品の利用。少ない荷物で充実したキャンプが楽しめるぞ!

キャンプ場周辺のアクセスも調べておこう

キャンプ場周辺のアクセスも調べておこう

キャンプ場は、人里離れた場所に位置することが多く、アクセスルートがほぼキャンプ場利用者専用なんて場合も少なくない。そのため、施設の手前数kmが未舗装路なんてこともあるのだ。

そういう道を走る自信がない人は、事前にキャンプ場周辺の道路状況についても調べておくといいだろう。幸いなことに近年は、インターネットを駆使して、口コミ情報を集めたり、マップの衛星写真機能を活用したりすれば、比較的簡単に知ることができる。あるいは施設に電話して聞いてみよう!

河原や砂浜などでの場外キャンプは危険

河原や砂浜などでの場外キャンプは危険

キャンプ場として管理されていない河原や砂浜などでの場外キャンプには、危険がつきもの。とくに河原は、たとえその場所では雨が降っていなくても、上流域で豪雨があった影響で、突如として河川が増水することもある。

砂浜にしても、干満の差が想像以上に大きければ、設営したときは大丈夫でも、夜の間に海が迫って……なんていう危機に遭遇しかねない。オトナのカッコいい趣味としてキャンプツーリングを楽しむなら、やはり管理された施設を使いたい。

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